春の息吹と花粉症2009年02月26日

ソメイヨシノの蕾
26日、27日と東京に出張していた。
極寒の札幌(と言うほど、今年の札幌の冬は寒くはないが)から3月半ばには桜が咲くかも?なんて話も聞く東京へ行くのだから、「きっと暖かいだろう」と期待していたのだが、その期待は見事に裏切られ、27日などは雪まで降っていた。天気予報を見ても、札幌と東京の予想最高気温が同じという・・・なんだか寒波を一緒に連れて出張したような気分。そう言えば、1月に行った沖縄でも「今冬一番の寒さ」だったので、なんだか遠出をするたびに期待が裏切られている。

今回の出張では実家に泊まったのでホテル代の心配はいらず、最初から休日まで滞在してから札幌へ戻ろうと考えていた。
28日には、前日の雪から変わった冷たい雨も上がり、ようやく少しだけ暖かく感じられるようになった。そこで「春を見つけに」と考えたわけでもないのだが、実家の近所を散歩することにした。

こうして歩いていると、路面に雪がないだけでも有難い。冬の札幌では常に足元を見ながら歩かねばならないので、散歩する気にもなれないのだ。
実家の近くには1kmほど続いた桜並木がある。
その並木道を歩きながら桜の蕾を観察する。まだまだ小さな蕾だが、この蕾も段々と大きくなり、あと一月もしないうちに花を咲かせるのだと思うと「もうすぐの春」を見つけたような気がしてきた。

同時にクシャミが一つ。
今日は花粉の飛散量がかなり多いと天気予報でも言っていた。たった数日滞在していただけなのに、ものの見事に症状が現れ、家に入ってからもクシャミが止まらない。鼻水も止まらず、気が付いたらティッシュが手放せなくなっていた。
札幌で暮すようになってからはスギ花粉症から解放されていたのだが、久しぶりに花粉症の洗礼・・・これもまた、春の息吹と言えないこともないか。こちらは嬉しくない春の息吹だけどね。