今週は森の湯へ2009年02月22日

札幌なのに、「広島まで8km」だって・・・理由は補足をご覧ください
週末の温泉行きが続いている。
「今週末は天気が良ければ体を動かしに」と色々と考えているのだが、昨日のブログでも書いたとおり、毎週なぜか大雪の状態。こうなると遠出をする気力は失せてしまうし、かと言って2日間も家でゴロゴロしてしまうと、なんだか体調まで悪くなってしまう・・・「それでは」とばかり出かけるのが、このところの「温泉行」なのだ。
先週末は定山渓・湯の花へ出かけたので、「今週はまだ行ったことのない"江別の湯の花"へ行ってみようか」と考えた。こちらは新さっぽろ駅から送迎バスが出ている。
と言うわけで、さっそくネットで送迎バスの時刻表を調べて新さっぽろ駅へと向かった。

新さっぽろ駅には送迎バス発着予定時刻の10分ほど前に到着した。
だが発着時刻になってもバスは現れない。さらに予定時刻を10分過ぎたが、それでもまだバスは現れない。最初は「雪のせいでバスが遅れてるのかな?」と考えていたのだが、どうもそんな感じでもなさそうだ・・・こりゃどうも、バスの乗降場所を勘違いしていたのかなぁ・・・トホホホ。
せっかくここまで来たというのに、このままスゴスゴと引き返すのも癪だし、もう気持は温泉に向かっている。そこで閃いたのが「そうだ。森の湯があるじゃないか」ということ。

「森の湯」と言うのは、札幌市の隣の北広島市の境界を越えて、ちょっぴりだけ北広島市に入ったところにある温泉施設の名前。
パークゴルフというスポーツが北海道の比較的年配の方には人気だが、そのパークゴルフ場に併設されている温泉施設で、こじんまりとしているのだが泉質が「モール泉」という世界的にも希少な泉質で、そのためかいつも混雑している。ちなみにモール泉とは植物の有機質が溶け込んだ茶褐色の湯で、ツルツルとした感じがする湯のこと(有名なところでは十勝川温泉など)。

新さっぽろ駅からJR千歳線に乗車し、千歳方向一駅行った上野幌駅で下車する。一見無人駅の様相の小さな駅だが、札幌市内の駅だけあって、日中には駅員もいる。
駅を出るとまた本格的に雪が降り始めていた。今日は気温が高いので、水分が多いベタベタの雪だ。こんな雪の時は本当は傘を差して歩いた方が良いのだが、送迎バスのことしか頭になかったので、傘など持ってきてはいない。濡れることを覚悟して、温泉まで5~6分の道のりを歩くことにする。

温泉は予想通り大混雑。この混雑さえ無ければ、札幌近郊では最高の温泉の一つだと思うのだけどねぇ・・・。
この温泉は露天風呂からの眺めが良い。
「森の湯」と言う名前のとおり、露天風呂からは森が眺められ、千歳線を走る列車の姿も見える。今日はあまりに降る雪の量が多いので、その眺めもカーテン越しに見ているような感じがするけれど。

と言うわけで、今日もまた無事?温泉に浸かることができた。
露天風呂に浸かりながら思うことは「行き先変更したけど十分満足!」。帰りにこの雪の中をまた歩いて戻るのかと思うと、少々億劫な気がしないでもないが、今はこの気持ちよさに浸ることにしよう。


<補足>
写真は、上野幌駅から森の湯へ向かう、かつての主要道(今は旧道となり、森の湯で行き止まってしまう)の途中に残っている古い標識。「広島まで8Km」というのがちょっと不思議な気がしませんか?
北広島市は広島県からの移民が開拓した土地で、かつては「広島町」という名前でした。たぶん、その時代の標識だと思います。
今回とは違う時期に撮影した写真ですが、せっかくなのでこちらの写真を掲載しました。