Kitaca(キタカ)にSAPICA(サピカ)2008年08月06日

写真はSAPICAのサンプル
札幌圏でもようやくJR東日本のSuicaのようなIC乗車券が登場する。

JR北海道が今秋から始めるのがKitaca(キタカ)。これはまさにSuicaと同じようなもので、2009年春には電子マネーにも対応し、Suicaの利用圏とも相互利用ができるようになるそうだ。

僕の場合は日常でJRを使う機会が少ないので、このIC乗車券にはあまり魅力を感じていない。
Suicaと相互利用できるようになったとしても、実家は小田急線沿線なので、利用頻度が高いのは首都圏私鉄(PASMOエリア)になるのだが、先行するICOCA(JR西日本の近畿圏)の例を見ると、PASMOエリアでは今のところは利用できないようなので、KItacaも利用できないだろうなぁと考えているからだ(何年か先のことはわからないけど)。

札幌圏で始まるもう一つがSAPICA(サピカ)。これは札幌市営地下鉄のIC乗車券で来年の1月に始まる予定。
僕の場合、地下鉄の利用頻度は高い。毎日の通勤でも利用するし、休日も町中へ買い物へ出たりするときにも利用する。

札幌市営地下鉄の場合、実は2001年~2004年まで「S.M.A.Pカード」という名前の実験目的のIC乗車券が存在していた。
このカード突然実験中止(理由は色々とあるようだけど)となってしまったようだけど、ICカード乗車券と言う意味では全国でもさきがけだったのではないだろうか?
ちなみに自動改札も、1972年の札幌オリンピックに合せて地下鉄が開業したときにすでに導入されていたので、こうした仕組みの取り組みでは、先進的だと言えるのかも知れない。

おっと話が逸れ始めた・・・SAPICAに話を戻そう。

札幌市営地下鉄は、札幌市内のバスと共通利用できるウイズユーカードというプリペイドカードがある。地下鉄からバス、あるいはその逆の乗り継ぎでも自動的に乗り継ぎ割引をしてくれる便利なカードだが、何よりも魅力なのが、このカードにはプレミアが付いていること。
例えば1万円のカードを買えば、11500円分乗車できる。15%のプレミアと言うのはかなり大きい(このウイズユーカード以外にも、いくつか割引のシステムがある)。
問題はウイズユーカードに代わるものとしてSAPICAが導入されたとき、このプレミアがどうなるかだけど・・・噂では「なくなる」などとも聞いていたが、現在は「割引の仕組みを導入の方向で検討中」らしい。
まあ世間の声は無視できないよな・・・・と、これは僕の希望的観測。

ただこの割引の問題などもあって、KitacaとSAPICAの相互利用ができないのだとか。これでは僕にとってはさらにKitacaに魅力が薄れて・・・なかなかうまく行かないのものだ。
乱立?するIC乗車券が、いつかは全国的に共通利用できるようになるとは思うけれど、それは果たしていつになるかなぁ・・・。

コメント

_ N ― 2008年12月07日 09時29分

プレミアムの代わりとして、利用のたびに運賃の10%がポイント(円)としてたまり、200ポイント(円)以上になると自動でポイントから引くシステムになるそうです 実質ウィズユーと変わらないですが一万円の15%は消えるそうです あとしばらくは地下鉄のみの利用しか使えないので、内容が充実するまではウィズユーのほうがまだまだ便利といえますね

_ weekend-wander ― 2008年12月10日 10時26分

Nさん、はじめまして。
僕も新聞で読みましたが、1万円で15%のプレミアが無くなるのはちょっと残念ですね。その500円分がICカード化の利便性とトレードオフできるか・・・やっぱり500円分多いほうが良いです。
おっしゃるとおり地下鉄のみ利用可というのも不便ですよね。地下鉄+バス乗り継ぎで通勤している知人は「メリットなし!」と言っていました。

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