プロジェクションマッピング2013年02月11日


ちびまる子ちゃんの大雪像

今日は、先週火曜日から1週間ほどに渡って開催されてきた「さっぽろ雪まつり」の最終日です。三連休の前日までは大荒れの天候の日もありましたが、連休に入ってからは比較的天候も落ち着いていたように思えます。
毎年様々な見どころがありますが、個人的に今回のイチオシは、最近何かと話題の「プロジェクションマッピング」かな?と思っています。

このプロジェクションマッピングですが、名前の通りプロジェクーからの映像を造形物の造形に合わせて(マッピングして)映し出すもので、昨年東京駅がリニューアルンした際にニュースで話題になったアレです。あれを見て「プロジェクションマッピングなるものを初めて知った」と言う人も多いのでは? かくいう僕もまたその一人です。
さて東京駅のときは、あまりに観客が増えすぎて途中で中止してしまったと思いますが、今回の雪まつりでも同じ状況に・・・。
「観客が増えすぎて危険である」と言うことで中止となってしまいました。連休中に見に行くことを楽しみにしていた人も多かったことでしょうから、残念なことです。

まあ、あれだけテレビなどでも取り上げられれば、人が押し寄せる結果となることは事前に想定できると思います。
ですから、「最初からもう少し広いところでやれば良いのに」とか、「いっそのこと、つどーむ会場(大通とは別の第二会場)に大雪像を作って、そちらでやればいいのに」など、色々な意見も出ていたようですが、せっかくの取り組みですから今回の反省を来年に生かして、ぜひ来年も続けて欲しい思います。新鮮で、テーマ性があって、子供だけでなく大人も楽しめる、そんな試みだと思いますので。

と言いますのは・・・実は僕、雪まつり初日に、前から数列目くらいのところでしっかり見たんですね。初めて見て、素直に「素晴らしいなぁ」と思いました。
東京駅の時もちょうど帰省していたときだったので、「見たいなぁ」と思っていたのがすぐに中止になってしまい「残念!」と思っていましたので、今回その念願がかなったというわけ。
で、初日のその時は、ちょうどカバンに入っていたデジカメで動画撮影をしながらの鑑賞だったのですが、やっぱり撮影しながらだと映像に集中できないところもあって、もう一度じっくりと見てみたいと思っていたのです。

雪像でプロジェクションマッピングと言うのは初の試みなのだそうです。
なんでも雪像は、降雪や気温等で毎日少しずつ形が変わってしまうので、そのズレを補正することが大変なのだそうです。
そんな手間暇かかるプロジェクションマッピングですが、まさに技術と芸術の融合とも言えるかも知れませんね。
実は札幌市はプロジェクションマッピング好き?な市なのか、昨年夏にも札幌中心部を流れる創成川で、行っていたようです(そのニュースも見知っているはずなんですが、まったく印象に記憶に残っていませんでした)。
今後も、様々な場所で様々なテーマのプロジェクションマッピングを見てみたいものです。


自分が撮影した映像をyoutubeにでもアップしようかと思いましたが、公式の映像がすでに上がっていますので、興味をお持ちの方は下のリンク先をどうぞ。
  
    第64回さっぽろ雪まつり プロジェクションマッピングの動画はこちら



遅ればせながらおめでとうございます2013年01月08日

毎年恒例の初詣。今年はいつもの年より心なしか混雑していたような
日が過ぎるのは早いもので、新年を迎えたと思っていたらあっという間に1週間が過ぎてしまいました。
あっ、遅ればせながら明けましておめでとうございます。

昨年7月以降、更新がストップしていたこのブログですが、この半年間、決してネタが無かったわけではありません。いや、むしろ書きたいことはいっぱいあったのですが、ちょいと忙しくなってしまうと、ついつい後回しになってしまうんですね、性格的に(苦笑)。で、結果的にその記事としての「旬」を逃してしまうという状況が続いていました。
だって雪が降り積もって根雪になってから、紅葉の記事を載せてもねぇ・・・。
公開終了してから、見た映画のレビュー書いてもなぁ・・・。

まあこのブログ、誰かに強制されて始めたわけでもありませんし、誰かに「書くのをやめろ」と脅されたわけでもありません(笑)
また今年もゆる~く、マイペースで更新していきたいと思っています。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。

北海道神宮例大祭2012年06月16日


中島公園へ向かう途中、すすきので撮影した山車

先週のよさこいソーラン祭りに続いて、今週も札幌は祭り続きです。
こちらは一世紀以上続く祭りで、14日(木)から今日までの開催。名前の通り、北海道神宮の例祭日に合わせて行われる祭りのため曜日に関係なく、毎年6月14日に宵宮祭、翌日の15日に神宮例祭が行われ、最終日の16日は神輿と山車、そして平安時代の装束をまとった1200人ほどの行列が、北海道神宮を目指して歩きます。

今年は豊平区の「北海きたえーる」という体育館(なんだか、そのまんまの名前ですが)に終結した各地区の代表が、お囃子や太鼓と共に北海道神宮へ向けて進む様子は、なかなかの見応え・・・当たり前すぎる感想ですが「祭りだなぁ」と思う光景です。
・・・と言いながら、実は昨年まで、一度もこの行列を見たことがないのでした。
上に書いたように行列は16日と決まっていますので必ずしも休日とは限らないわけでして、地域密着の企業や小中学生などは以前は休みになったりもしていたようですが(今でも例大祭に合わせて建設業は休みになるようですが)。そのため各地区内から出発地へ向けて練り歩く様子を時間の合間にちょっとだけ見た程度・・・今年はたまたまそれが土曜日に当たり、しかもさらにたまたま行列が通るコースに僕自身がいたために、初めてじっくりと見ることができたわけです。

この祭りに合わせて全国から露天商が集まってくるのですが、北海道神宮境内の露店は当然として、なぜか北海道神宮からちょいと距離が離れている中島公園(ススキノの南側に位置する大きな公園)に、ものすごい数の露店が並びます。混雑もものすごく、端から端へ抜けるには相当の時間を要する感じです。全国の祭りを見て回った経験があるわけではありませんが、僕の知っている祭りの中ではその露店の数は最大級です。
最初はなんでこんなところに?と思いましたが、考えてみれば勝手に露天出されても困るわけですし、かと言って祭りに付き物の露店がないのはあまりにも寂しい。大規模な祭りですから神宮境内の露店だけでは、集まる露天商側のニーズもカバーできない・・・・まあ、そういったあたりの事情で、「じゃあ一か所に固めてしまえっ!警備もしやすし、ススキノに人も流れるし」ってなところかな?と、推測しています(的外れだったらごめんなさい)。
昨日の夜は仕事帰りに同僚と二人で、この中島公園の露店見物に行きました。
端っこと端っこだけ少しだけ混雑の中を歩いて祭り気分に浸った後は、せっかく来たのだからと、一番外れの露店でビールと焼きそばを食べ、ちょっぴり祭り気分を味わってから帰途についたのでありました。

よさこいソーラン祭り2012年06月09日


よさこいソーラン(昼)

今年で21回目のよさこいソーラン祭りが7日から始まっています。
数年前をピークに、最近は参加チーム数、観客動員数が共にやや減少傾向のようですが、それでもわずか20年ほどで、本家の「高知よさこい」を超える規模の祭りとなりました。
まあもっともこれは人口の違いもありますから、単純に比べられる数字ではありませんけど。

実はこの祭り、市民にとっては賛否が分かれるところ。とある新聞社のアンケートでは、比較的年配の人には賛成の割合が多いようですが、若い世代は逆に祭りに反対の人が多い結果だったようです。
かくいう僕はと言えば、優柔不断な中間派。
「どっちでもいい」という意味で中間なのではなく、祭りそのものには賛成、祭りの運営スタイルに対してはやや反対・・・という感じかな?

よさこいソーラン(夜・ステージ)

祭りが始まった最初の頃は北海道内の小さな町村からの参加も多く、ときにはおばあちゃんばっかりで構成された微笑ましいチームに楽しませてもらったり、自然な賑わいが感じられました。でも最近は規模が拡大して、参加チームが増えたこともあってか会場もあちこちに分散してしまい、コスト的にも小さな町村単独では、参加しにくい状況が生まれているような気がします。
規模が拡大するにつれ、必然のように商業化の道をたどり、結局は手作り感が感じられない、"踊り"そのものが生業のようになったチーム(つまりはセミプロチーム)とか、あるいはスポンサーがついて時間の自由がある学生チームばかりが目立つ祭りになってしまったような気もしています。このあたりが残念な気持ちになってしまうところなんですよね。
一方では、祭りそのものの昂揚感が僕は好きです。自分が参加してもいないのに、なんだかワクワクした気持ちで見てしまいます。また賛成派の多くの方が言う、"祭りがもたらす経済効果"ということも確かに説得力があり、否定しにくいところです。
もっともこうした賛否は本家の"高知よさこい"でも、同じような問題を抱え、試行錯誤しているようなんですが・・・。

こうして賛否が分かれるのも、祭りがそれだけ大規模になって、定着してきたからこそと思います。
せっかくこうして札幌の地に根付いた祭りですから、この先も思い出深い歴史を重ねて行って欲しいと思いますし、前向きな"試行錯誤"を繰り返しながら進化していって欲しいと思っています。



ライラックとスズランと2012年05月23日


大通公園のライラック

"札幌の木"ライラックの開花に合わせて開催される、さっぽろライラック祭りが今日から始まっています。そう言えば、"札幌の花"スズランも清楚な花を今咲かせています。

相変わらずの徒歩通勤を続けていますが、日によって歩くコースは違います。
コースと言っても、いくつかのコースが特に決めて歩いているわけではなく、できるだけ信号待ちをしたくないため青信号の方角に合わせてまっすぐ進んだり、曲がったりするため、結果的に日によって少しずつ違うコースになるのです。
そこはさすがは道路が碁盤の目の札幌ですから、どこをどう歩いても時間的にも距離的にもほとんど差は出ません(実際、歩数計の距離と歩数を見ても毎日ほぼ同じ)。

そんなわけで日によって違うところを歩いているわけですが、やはり気持ちが良いのは、緑の中を歩くこと。新緑の今の時期は特にそう感じます。
今日は大通公園を抜けて、赤レンガの道庁庁舎の横を歩く感じのルートでした。
大通公園は言うまでもなく緑と花にあふれていますし、赤レンガ道庁庁舎も緑の濃い場所です。
大通公園はライラックの花が満開。薄紫の花がきれいで香りも強いこのライラックですが、一つ一つの花弁は小さく可憐な印象ですが、間近で見るとそれらがまとまって、なんだかゴテッとした印象を感じます。
この時期には、札幌市の木をライラックと争って敗退したニセアカシアの木も花を付けますが、こちらは白い花。蝶のような形をした花で、僕はこちらの方が好きかも。

大通公園を抜けて、赤レンガ道庁庁舎の横を歩くと、そこには緑が目立つ花壇があり、スズランが植えられています。
花の背丈は小さく、花も小さいので、屈んでカメラーのシャッターを押します。
別名「君影草」という名前の通り、美しい花です。
もっとも"美しいものには毒がある"の喩の通り、このスズランも実は毒草。
北海道の山菜として有名な行者ニンニク(アイヌネギ)の葉とスズランの葉は似ているせいか、スズランを誤食して毎年のように中毒者を出しているようですので、注意が必要です。まあ花が咲いている状態で間違える人は、さすがにいないかも知れませんが・・・。

赤レンガ道庁脇の花壇のスズラン


まだまだ朝晩がちょっぴり涼しい(と言うより、寒い)札幌ですが、それでも様々な花が開花し始めています。一年で一番気候の良い季節が始まりつつあるようです。