そらのガーデン2012年05月17日


エスタ屋上の"そらのガーデン"

札幌駅直結の商業ビル"エスタ"に、「そらのガーデン」と言う名前の屋上庭園があります。
まったく詳しくないのに書くのもなんですが、ガーデンニング界で有名な方がプロデュースした庭園なんだそうです。数年前に富良野を舞台にして、緒方拳さんの遺作にもなったフジテレビのテレビドラマ、「風のガーデン」の庭園もこの方がプロデュースしたんだとか。
実は去年の秋には開園していたのだそうですが、その時はまったく知らずにいました。で、冬季期間の閉園を経て、今年の4月からまた開園したというローカルニュースを見て知った次第。
エスタの10階のレストラン街へは昼食を摂りに時々出かけていますので、「それでは昼食ついでに見学して来よう」と考え、今日行ってきました。
この庭園ですが、なんと素晴らしいことに入園無料で鑑賞できるのです。昼食後のリラックスタイムにはうってつけじゃないですかね?

ウッドデッキとグリーングラスが目立つ庭園ですが、ウッドデッキではのんびり憩っている人もいて、なかなかいい雰囲気かも。
最近は屋上緑化の話題をあちこちで耳にしますが、屋上の庭園ってのは、都会のオアシス的な感じもしていいものですね。
札幌も高層ビルが増え、11階くらいの高さでは展望を楽しめるわけではありませんが、それでも解放感を感じるのは、目の前に"自然"があるからなのかも知れません。
デパートなどでも、どんどん屋上緑化して、自由に子供たちが転びまわれるような場所を作った方が、流行遅れの遊戯器具を置いておくよりも集客効果が上がるんじゃないの?などとも思ったりもして・・・。

まだ季節的に花は寂しい感じでしたが、季節が進めば花も増え、グラスの背丈も伸びて、また違った感じの庭園風景が楽しめそうです。
少し季節が進んだあたりを見計らって、また見学に行こうと思います。

チューリップとグリーングラス


桜の話は続く2012年05月12日


さくら通りのヤエザクラ

我が家のすぐ近くに、桜並木があります。通りの両側に1kmほどに渡って桜の木が並んでいて、通称は「さくら通り」と呼ばれています。
こちらの桜はソメイヨシノでもオオヤマザクラでもなく、ヤエザクラ。
他の種類よりも開花時期が遅いため、まだまだこれから桜を楽しむことができます。

ヤエザクラは他の桜に比べてもさらに色濃い感じがします。
人それぞれ好みの問題ですが、僕は淡いピンクのオオヤマザクラやさらに淡いソメイヨシノの方が好きかも。
そう言いながらもピンクの花を満開にした木々が一直線に並ぶ姿は、やっぱり美しい風景です。
今、そのさくら通りのヤエザクラがほぼ満開の状態です。
散歩を楽しむ人やわざわざ車を止めて写真を撮る人など、いつもよりもちょっぴり人通りも多いような気がしています。

この花が散り、道路に花弁が敷き詰められ、ピンクのじゅうたんのようになった様子もまた、印象的な風景です。もっともその後始末をされる方々にとっては、余計な手間が掛かって大変なのでしょうけど。

それにしても散ってまで人を楽しませてくれる桜ってのは、なかなかすごい存在感だな、という気がします。できれば僕も、桜にあやかりたい(笑)



桜も梅もご一緒に2012年05月06日

札幌は今、桜が満開。
ソメイヨシノよりもオオヤマザクラ(エゾヤマザクラ)が多く、その花の色はやや濃いためか、より華やかな印象を感じます。
帰省中に開花が宣言され、「じゃあ札幌に戻った頃が一番の見頃かな?」と思っていましたが、一気に花開いた感じのようで、場所によっては既に終わりかけの木々もチラホラ。
天気は今一つ冴えませんが、せっかくですから近所の円山公園へ花見に出かけることにしました。

円山公園は大賑わい

円山公園では桜の木の下、ジンギスカンを楽しむグループであふれかえっています。
春の風物詩のような光景ですが、ほとんどの木々は花を散らしてしまっていて、「こりゃジンギスカンの煙の影響なんじゃないの?」と思ってしまうほどの賑やかさ。確かに歩いていても、煙にむせかえるような感じです。
この公園でのジンギスカン・・・この時期だけ特例で火器使用が認められているのですが、全国的にも珍しいかも知れませんね。特例で認められているくらいですから、春の風物詩ってのはなるほど間違いないかも。

満開の桜

せっかく桜を見に来たのですから、そんな賑わいの中はすぐに通り抜け、一段上がったところにある北海道神宮内の桜を見ることにします。
ここの桜は北海道でも1,2を争う桜の名所。こちらも人は多いのですが、みんなカメラ片手に花を楽しむ場所ですので、落ち着いて花見をすることができます。

桜の木々だけでなく、この時期は梅も同時に開花しています。
以前も記事にした記憶がありますが、札幌は梅と桜がほぼ同時に開花するのです。
関東以西だと梅と桜は明確に開花時期が違い、梅で"早春"を感じ、桜で"盛春"を感じることができて、2回楽しめる感じなんですけどね。
もっともこうして梅と桜を同時に楽しめるということも、また一気に「はるがきたぁ~」感が濃厚になって良いかも?とも思います。
同時に咲くと、やや梅の方に分が悪い感じで、テレビのニュースでも桜の開花については盛んに流されるのですが、梅の方は付け加え感が漂う感じがします。
梅の花もそのシンプルさが十分に魅力的なんですけどねぇ・・・。


桜も梅も

桜も梅も(2)

昨日「北海道はまだ茶色い季節」と書きましたが、一気に花開く春が、札幌にも訪れています。



まだ茶色の季節2012年05月05日

今日の関東南部は快晴でした。気温も上昇し、半袖で十分過ごせる陽気。
一方、昨日まで関東地方で猛威を奮っていた低気圧が今度は北海道へと向かい、大荒れの天気です。
せっかく天候が回復したというのにその雨雲を追いかけるように、夕方の便で札幌へ戻ってきました。

想定してはいましたが、想定以上に飛行機は揺れに揺れ、ゆっくり居眠りする余裕もありません。
それでも雨雲の下に出ると、ようやく揺れも収まり、ゆっくりと窓越しの風景を眺める気持ちにもなってきます。

僕の隣に座っていた女性が「あっ、もう北海道なんだ。なんだか、景色茶色いねぇ」と突然声を上げました。隣の彼氏に話しかけているのですが、割と大きな声だったのでしっかりと聞こえてしまいました。
なるほど・・・言われてみればこの季節、いつの間にかそれが当たり前と思ってしまっていましたが、確かにまだまだ「茶色い風景」の時期なんですね、北海道は。
針葉樹の葉もけして明るい緑ではありませんし、広葉樹はまだ十分に葉を茂らせてはいないため、幹や枝ばかりが目立ち、こうして空から俯瞰すると全体が茶色いくすんだ色合いに見えてしまいます。もちろん今日の天候の影響も大きいですが。
すでに桜の時期を終え、今は新緑と花の季節に入っているこの時期の関東方面から来れば、なんとも"地味な色合い"に見えてもおかしくはありません。

「だけどね、あともうほんの少しの辛抱。もう少し経てば驚くほど鮮やかな緑と明るい花の色の、北海道ならではの風景に変わるんだよ」

気の小さい僕は(笑)、もちろん口にはせず、"心の中"でそう語りかけたりして・・・。


雪まつりが始まりました2012年02月07日

札幌の冬の一大観光資源と言える雪まつりが、昨日から始まっています。
今年で63回目とのことですから、1950年に始まったイベントということになります。
この雪まつりですが、主会場である大通公園近くで働いているというのに、ここ数年じっくりと見た記憶がないのですが、それでもせっかくのイベントですから、何かのついでにちょびっとだけも足を運ぶようにはしています。

個人的な印象では、凝った細工で職人技を感じるような雪像よりも、人気キャラクタを題材にするなど、インパクト優先の雪像が増えたような気がします。
これは長年にわたって大雪像の製造主体であった自衛隊が諸般の事情により一線を退いたことも関係しているかもしれませんが、何より時代の流れ・・・・ニーズが変わったってのが大きいのかも?と思います。

(ONE PIECEの大雪像(ルフィとチョッパー)/左隣にはトリコの雪像もあるのですが、思いっきりカットして撮影してしまいました。トリコファンの方はご容赦を・・・)


今回の雪像で、ぜひ見たい雪像が一つだけあり、ピンポイントで見てきました。
北海道にはUHBというフジテレビをキー局とする放送局がありまして、その放送局がメインとなった会場には、日曜朝に放映されている「ONE PIECE」と「トリコ」という、アニメを題材とした大雪像があるのです。実は僕、イイ年をしながら、この「ONE PIECE」が大好きなんです。
普通のアニメにはほとんど関心がないのですが、この「ONE PEICE」だけは別。その世界観やストーリー、登場人物の関係性などすべてが好きで、ここぞという時のセリフの一つ一つに共感してしまうんですねぇ。
・・・って、ONE PEICEの話題を書こうと思っているわけではないので話を戻しますが、その登場人物であるルフィとチョッパーが雪像になっているとのことで、こりゃ見てみたいなぁ・・・と思ったわけです(やっぱり「イイ年して・・・」と言われちゃいそうですね。でも財界人などを含む著名人にもファンが多いアニメなんですよ)。
なんだかんだと言いながら、やっぱり僕もまたインパクト優先の人気キャラクタの雪像に関心が向いているようです。

雪まつりは、今週日曜日までの開催。大通会場以外にも、子供たちが雪遊びを満喫できる「つどーむ」会場や氷の彫刻が見事な「すすきの」会場があります。
今日は湿った雪が降って気温も上がり、雪像が倒壊して怪我をされた方もいらっしゃったようです。数年前にも雪像が倒壊したことがありましたが、記憶ではここ数年は毎年期間中に気温が高い日があるように思えます。雪ではなく、本降りの雨になってしまったり・・・。
できれば会期中の今週いっぱいは低温のままで天候が安定して、訪れる観光客の皆さんに「北国の寒さ」も含めて楽しんでもらえればなぁと、思います。