微笑みの国タイへ2013年03月02日

2月22日から25日までの短い期間でしたが、タイへ行ってきました。
タイへは、新千歳から成田乗り継ぎの便だったため、往復2日間はほぼ移動で費やされる感じ・・・。そのため主都バンコク市内と古都アユタヤの2カ所に絞った観光でしたが、それでも僕にとっては初めてのタイ、短いながらも充実した時間を過ごすことができました。
今回はそんなタイへの旅を写真で・・・。

成田へ向かう機内より、田沢湖

新千歳空港から成田空港へ向かう機内から。
写真は窓越しに見えた田沢湖です。
このあたりは、スキーやハイキング、観光旅行などで何度も訪れていますが、ここ10年ほどご無沙汰・・・今年は温泉巡りでもしながらのんびりしに行こうかなぁ・・・あっ、タイとは全然違う話になってしまいました。

アユタヤへ向かう高速道路よりバンコク市内

さてタイ。まずはバンコク市内の写真です。
今やバンコクも大都会。高層ビルが立ち並び、高速道路は縦横に走っています。

アユタヤのエレファントキャンプ

アユタヤのエレファントキャンプの象。
象に乗って散歩が楽しめますが、見ているとかなりの高さがあります。以前乗馬体験をしたことがありますが、それでも結構な高さを感じましたので、さらに高い象の背中なら結構怖いかも。
しかも一歩を踏み出すたびに上下左右に大きく揺れていますので、のんびり景色を楽しむゆとりが無くなったりして(笑)

ワット・プラ・シーサンペットの仏塔

テレビ番組などで、一度はこんな仏塔を目にしたことがある人も多いことでしょうが、ワット・プラ・シーサンペットの仏塔です。1700年代のミャンマーとの戦争で仏像が破壊された後、修復されたのだそうですが、まさに歴史・遺跡を目の当たりにしている感がしました。
ちなみに「ワット」というのは寺院のことだそうです。
アユタヤに限らず、バンコクも本当にこのワットが多く、観光用としてではなく生活に根付いている様子を見るに付け(例えば子供を連れたお父さんがワットを見掛けると、立ち止まって親子で手を合わせるなど)、あらためて「仏教が生活の一部の国なのだなぁ」と感じます。

ワット・マハタートの仏頭

仏頭が落とされた仏像群

ワット・マハタートの、木の根に埋め込まれた仏像と、首が落とされた仏像群です。
ここもまたミャンマーとの戦争で破壊尽くされ、仏像はことごとく首を落とされてしまったのだそう。
戦争ってのはあらためてくだらないものだと、首が落とされた仏像を見ていて感じました。

バン・パイン宮殿

バン・パイン宮殿です。
アユタヤが都だった時代に王家が夏を過ごす別荘として利用された場所だそうです。
広大な敷地にヨーロッパ調と中国調の入り混じった施設が点在する場所で、遺跡となったワットとはまた違った風景と印象を感じる場所です。


長くなったので、今日はここまで。
(2)に続きます。



微笑みの国タイへ(2)2013年03月03日

引き続き、タイへの旅その2です。
その2ではバンコク市内の写真を。

ワットアルン

まずは「暁の寺院」-ワットアルンです。
アユタヤの寺院群は遺跡が中心でしたが、こちらはタイを代表する寺院の一つ。
チャオプラヤー川を渡し船で渡って向かうのも、旅心をくすぐってくれます。
それにしても仏塔。その高さに、あるいはその彫刻の見事さに圧倒されてしまいました。
余談ですが、今回の旅に持っていたカメラは、SONYのRX100というハイエンドコンパクトカメラ。腕さえあれば一眼カメラ並みの画質の写真が撮れるカメラなのですが、一つだけ残念なのは、レンズの広角側が28mm~なこと。こうした大きな建物を写そうとすると、後ろに退けないような場所では広角側が足りず、なかなか思い通りに撮影ができません。せめて24mmからならば(それでも足りないけど)、また違った写真が撮れるかも?なんて思いながらの撮影でした。

ワットポー

再び渡し船に乗って、次に向かったのは涅槃仏で知られたワットポー。
涅槃仏を見ていると、日本にいて仏像に対して抱くイメージとのかなりのギャップを感じます。ただこの姿もまた仏様の姿なんだなと思いながら見ていると、違和感が薄れて行くから不思議です。
肘枕で柔らかな微笑をたたえている仏像を見ているとなんとも親近感を感じて来ます。なるほどタイの人たちにとって仏教が生活の一部となっているのも、根底にはそんな親近感が要因の一つなのかも?なんてことを思ったりもしました。

ワット・プラ・ケオ(王宮寺院)

王宮

ワット・プラ・ケオ(王宮寺院)と王宮です。
タイは王国。ただし王家は畏敬すべき存在で象徴としての位置付け。その点日本と似ているかも知れません。

テラスレストランにて

最後の夜は、チャオプラヤー川に面したホテルの屋外レストラン(ロイヤル・オーキッド・シェラトン)にて。ネオンきらめく船が行き交う、旅の雰囲気を味わうにはなかなかロマンチックなシチュエーション。対岸のタワー型の建物はミレニアムヒルトンです。
このレストラン、「焼酎しろ」なんてのがメニューに載っていたのですが、日本では考えられないくらいの高級酒に変身していました。ここは素直に、リーズナブルなシンガビール(軽い味わいのタイ産ビール)とワインで乾杯です。

と言うわけで、タイへの旅でした。

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<おまけの1枚>
よく知られた話なんだそうですが、タイのマクドナルドのドナルド君、仏教の国らしくしっかり合掌してお客さんを迎えてくれます。
そう言えば日本のマクドナルドでは、最近このドナルド君を見掛けなくなったような気がしますね。
合掌するドナルド君



今年見た映画の話(1)2013年03月20日

今年に入ってから映画館で見た映画について、その感想などを。


<ストロベリーナイト>

フジテレビで連続ドラマで放映していた時から見ていましたが、なかなか原作の雰囲気に近い(まあこれは僕が原作を読んで勝手に抱いていたイメージなんですが)ドラマで、結構楽しませてもらっていました。
それで映画版も見に行ったわけですが、やっぱり2時間前後という枠の中で深みのあるストーリーを当て嵌めるということは、なかなか難しいことなのかも知れませんね。
テレビドラマでも基本は1話完結でしたが、最後の2回は前後篇に分かれていました。そのラスト2回の方がより深いドラマ性があったような・・・そんな印象もあってか、ちょっぴり残念な感じがしてしまいました。


<遺体 明日への10日間>

巷の評判が非常に高く、またテーマがテーマだけに、否定的なコメントをするには勇気がいる映画ではあるのですが、あくまでも個人的な感想として・・・。

この映画はドキュメンタリー的な映画ですから、ストーリーを無理に誇張することもなく、できるだけ事実に忠実に描こうとしているのでしょうが、その分だけ映画的な誇張のない平坦な映画となってしまうことはやむを得ないのでしょうかね?
もちろん、映画のテーマなどに対しては、感じ入る部分は多いにある映画だったのですが、どうにも「副題」の意味まで入り込んでの感情移入はしきれずに、見終えてしまいました。


<プラチナデータ>

まあそれなりには面白かったかな。こういう逃亡劇ってのは嫌いじゃないので。でもそれはラスト20分ほど前まで。
ラスト20分では、せっかくのテーマが短絡化され、そこまでのスピード感が失われ失速し、ダレた感じの終わり方になってしまったのが、かなり残念に思えました。
原作を読んでいないので、もしかしたら原作自体がそんなストーリーなのかもしれませんが。
まあでも、色んな意味で話題性のある映画です。結構ヒットするんでしょうね、やっぱり。


<草原の椅子>

ここまでは「やや残念」的な感想を書いてきましたが、最後のこの映画は、個人的にかなりツボにはまった映画でした。
きっと大ヒットはしないのだろうし、話題にもならないのだろうと思いますが、十分映画的な映画だと感じました。

ホラー映画などのジャンルはともかくとして、どんなに悲しい、辛い、厳しい映画だとしても、最後に「救い」や「希望」、あるいは「前向きな余韻」を残してエンディングを迎える映画が、個人的には好みなんですね。こればっかりは「好み」なんだからしょうがないです。で、その意味では、まさにど真ん中の映画。
確かに冷静になってみれば、消してリアリティのある展開ではないのに、それをリアルに感じさせてくれる大人へ向けたメルヘン。しみじみとそんな感想をもった映画でした。
なんて言うのかなぁ・・・50歳前後の年代の人間への応援歌とでも言うのですかねェ・・・僕自身がその年代にハマっているだけに、余計にそんな印象を持ったのかも知れません。


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と言うわけで、気が付いてみると全部邦画ばかり。
知人から「是非に」と薦められた「レ・ミゼラブル」は、どうもミュージカル映画というのが個人的な性に合わずにパス。話題作の「ダイハード ラストディ」はおそらくは一定水準のクオリティであろうとは思いつつ、一作目の面白さから回を重ねるに連れ段々と劣化してきている印象が拭えずパス。
予告編を見て興味があった「フライト」は、「予告編にしてやられた」的な口コミも多く、大まかなストーリーを知ってからは急速に興味が失せてこれもパス・・・・・
とまあ、気が付いてみたら今年もまた邦画ばかりの鑑賞になっていました。

さてこの先もまた、面白そうな映画が目白押しです。
「何を見ようかな」と考えるのもまた、映画の楽しみだったりして。

SONY DSC-RX1002013年03月24日


SONY DSC-RX100

昨年の暮れ、表題のカメラを買いました。
一般には「高級コンパクト」とカテゴライズされるジャンルのカメラで、なるほど価格は型落ちのミラーレス一眼が買えてしまうようなカメラですので、その意味では高級かも知れません。
そんなわけで、購入時は「エイヤァ!」と思い切りが必要でしたが、購入して実際に使ってみると、その機能や性能、利便性を考えると、総合的には高い買物ではなかったと感じています。

まずは「気に入っている点」を・・・。

○センサーが大きくて、高性能
デジタルカメラの画質を左右する要素はいくつもありますが、その一つがセンサー。
一般的には大きいほうがノイズが少なく、画質向上には有利と言われています。
このカメラは、1インチというコンパクトカメラのジャンルでは、かなり大きなセンサーが使われています。一般的なコンパクトデジカメの4倍の面積です。
それだけでなく、これはソフトウェアとも相まってのことですが、非常に優秀な性質を持ったセンサーのようで、ISO感度をかなり高くしてもノイズがほとんど気になりません。
そうなると手持ちで積極的に夜景写真を撮りたくなりますし、場の雰囲気をそのまま表現したくてストロボを使わずに撮影もしたくなります。
これだけでも、かなり撮影範囲が広がってくれるという印象を持っています。

○レンズが明るく、高画質
レンズはカールツァイスの「バリオゾナーT*」というレンズ。
T*(ティースター)と言うのは、レンズのコーティング技術のことで、これによりゴーストやフレアといった、撮影時のマイナス要素が極力排除されています。
一般的にコンパクトデジカメのレンズは、コストダウンされていることも多く、そのためか写真の四隅に近い部分が甘かったり、流れ気味になったり、あるいは全体的に奥行き感のない平坦な印象を感じする写真が増えてしまうのですが、このレンズは明らかにランクが違う印象です。もちろん一眼の高級レンズには適わないでしょうが、立体感、空気感を感じられる写真が撮れる、そんな印象を持っています。
しかもこのレンズ、広角側でF1.8という非常に明るいレンズです。上に書いた夜の撮影にも一役買ってくれますし、撮影の仕方次第では一眼カメラ風の背景ボケの写真も撮影することができます。

○高性能、高画質が小さなボディに凝縮
センサーが大きくなり、明るいレンズを搭載すると(しかもズームです)、どうしてもサイズは大きく、重さはおもくなってしまうというのが今までの一般常識でした。
ところがこのカメラ、この二つを両立させていながら、その大きさ・重さは一般的なコンパクトデジカメとほとんど変わりません。
ギュッと凝縮感のある筐体に収まっていて、これは画期的とも言える技術力。おそらくこれはSONYという会社だからできる技術で、国内他メーカーはともかく、海外メーカーでは真似ができないことかも?などと思ったりもしています。

と、特に素晴らしいと感じている点をリストアップしてみましたが、細かい点では残念な点もないではありません。
まあ、そりゃ当然と言えば当然か。完全無欠の製品なんて、なかなか世の中に存在しません。特にデジカメは、その時点では完全無欠と思っていても、その1年後にはそれを凌駕する製品が他のメーカーも含めて当たり前のように登場し、「新しいのに比べると・・・」となってしまうジャンルの商品ですからね。

最後に、そんな個人的に「ちょっぴり残念」と思っている点についてサラリと書いて、この記事を終わります。

○コンパクト化の代償もあって、また表面もツルッとした加工なので結構持ちにくい。
○電源ボタンを押してから電源オフになるまで時間がやや掛かる。
○ズームレバーのズーム速度が速くて、止めたい画角に合わせるのに行ったり来たり。
○やっぱり広角側が24mm~だったらなぁ・・・先日のタイの旅行で痛感。
○これで素通しでも良いからファインダーあったらなぁ・・・これもタイで実感。液晶だと強い日差しの下ではかなり見えにくいんですよねぇ。

まあ四つ目は、このボディサイズを実現することとのトレードオフでしょうし、五つ目は、それこそこのカメラに限った話ではなく、やはりボディサイズに跳ね返るわけで、どう考えるのか、難しいところですね。「この性能でこのサイズ」というのが、このカメラの一番のウリなわけですから。
でも上に書いたとおり、デジカメは常に進化し続けています。
「ちょっぴり残念」と書いた部分も、来年には軽々とクリアした新製品が登場しているかも知れませんね。で、また「買っちゃいましたぁ!」なんて、このブログの記事にしているかも知れません(笑)