鎌倉アルプスを歩く ― 2009年12月30日
正式な名称を知らないが、通称「鎌倉アルプス」と呼ばれる里山トレイルがある。横浜市と鎌倉市を結ぶ一帯の自然歩道のことで、住宅街に隣接しているのに自然があふれた、いくつものトレイルが整備されている場所だ。
この鎌倉アルプス周辺は、札幌へ移り住むまで、トレッキングのオフシーズンの時期に毎年数回程度歩いていた場所だ。
どのルートを選択しても半日程度で歩けるので、休日にふと思い立って出かけることが多かった。天候が急に変わった場合や仮に何かしらのアクシデントが起こったとしても、すぐにトレイルからエスケープできるような場所なので、装備に気を使う必要もないことも気軽に出かけやすい理由だった。
さて午前中の早い時間は家族の用事に付き合い、そのあとすぐに今回考えていたルートの出発地点、京浜急行の金沢文庫駅へと向かった。
この金沢文庫駅からトレイルを繋いでJR北鎌倉駅までを歩くのが今回のルート。時間にして3時間から4時間くらいだろうか。
運動不足で今年はほとんどトレッキングらしいトレッキングをしていなかった僕には、距離と時間的にはちょうど良い感じ。
急に思い立ってのことなので、肩にたすき掛けしたメッセンジャーバックの中身は普段町歩きをするときと変わらない。
住宅街を抜けて、今回のスタート地点の六国峠ハイキングコースの入り口へ。ここから切通しの自然歩道が始まる。
足元を見ると自然の真っ只中という感じだが、木々の隙間から少し遠くを見ると密集した住宅街が見える。その両極端の風景が面白い。
しばらく歩くと再び住宅街のすぐ脇に出て、また自然歩道へ戻り・・・と、里山歩きはこの変化が面白いのだ。
やがて金沢動物園へ。さすがに今日は動物園も休園している。そりゃそうだよ、暮れの押し迫った今日みたいな日に、こんなところをのんびり歩いている人もいないだろう・・・と思われるかもしれないが、実は結構多くの人が歩いていて、僕もまた意外な気がしていた。
金沢動物園からは横浜横須賀道路の下をくぐり、ここからは鎌倉アルプスの主稜線(というような感じはまったくないが)に入る。
この一帯から尾根上に出るまでは、さすがに風景の中に人家は見えて来ない。
稜線へ入り、あとはひたすら鎌倉に向けて歩く。稜線に出てしまえば起伏のほとんどない、歩きやすくロングトレイルなので、歩いていて楽しい。
横浜市最高峰の大丸山(標高156m・・・ランドマークタワーの方が高い!)は巻いて通り過ぎ、やがて鎌倉天園。ここには休憩してビールやおでんを楽しめる茶屋もあるのだが、陽が傾き始めているのでちょっぴり残念だが先を急ぐことにする。いくら気軽に歩ける場所だといっても、暗くなった山道を歩きたくはない。
岩壁のようなところを登りきれば、そこが鎌倉市最高峰の大平山(標高157m)。振り返れば割と良い眺めなのだが、目の前には「鎌倉カントリークラブ」があり、ここまで普通に車で上がって来れることを考えると、なんだか残念な気分。
さてあとはひたすらゴールの北鎌倉へ向かうのみ。いよいよ陽は傾いてきたが、急いで歩いてきたおかげで余裕を持って駅へたどり着けそうだ。
しばらく歩き、せっかく起伏が増えて山道らしくなってきたコースから離れ、住宅街へと抜ける。
住宅街からは急な下り坂。この辺りは御屋敷が多く、大きな角松が門を飾っている。
「どんな人が住んでいるのだろう・・・この坂道じゃお年寄りは歩くのしんどいよなぁ・・・もっともこんな御屋敷に住んでいる人は、そもそも歩いてこの坂道を登るなんてことがないかも知れないが」
そんなことを思いながら歩き続け、通称あじさい寺の明月院、円覚寺、そしてゴールの北鎌倉駅へ到着。
なんだか今日は休憩も取らずに慌ただしく歩き続けてしまった。
せっかくのんびりと歩けるルートなのだ。次回はもう少し早めにスタートし、のんびり寄り道をしながら歩くことにしよう。
そんなことを思いつつ、帰途についた。
この鎌倉アルプス周辺は、札幌へ移り住むまで、トレッキングのオフシーズンの時期に毎年数回程度歩いていた場所だ。
どのルートを選択しても半日程度で歩けるので、休日にふと思い立って出かけることが多かった。天候が急に変わった場合や仮に何かしらのアクシデントが起こったとしても、すぐにトレイルからエスケープできるような場所なので、装備に気を使う必要もないことも気軽に出かけやすい理由だった。
さて午前中の早い時間は家族の用事に付き合い、そのあとすぐに今回考えていたルートの出発地点、京浜急行の金沢文庫駅へと向かった。
この金沢文庫駅からトレイルを繋いでJR北鎌倉駅までを歩くのが今回のルート。時間にして3時間から4時間くらいだろうか。
運動不足で今年はほとんどトレッキングらしいトレッキングをしていなかった僕には、距離と時間的にはちょうど良い感じ。
急に思い立ってのことなので、肩にたすき掛けしたメッセンジャーバックの中身は普段町歩きをするときと変わらない。
住宅街を抜けて、今回のスタート地点の六国峠ハイキングコースの入り口へ。ここから切通しの自然歩道が始まる。
足元を見ると自然の真っ只中という感じだが、木々の隙間から少し遠くを見ると密集した住宅街が見える。その両極端の風景が面白い。
しばらく歩くと再び住宅街のすぐ脇に出て、また自然歩道へ戻り・・・と、里山歩きはこの変化が面白いのだ。
やがて金沢動物園へ。さすがに今日は動物園も休園している。そりゃそうだよ、暮れの押し迫った今日みたいな日に、こんなところをのんびり歩いている人もいないだろう・・・と思われるかもしれないが、実は結構多くの人が歩いていて、僕もまた意外な気がしていた。
金沢動物園からは横浜横須賀道路の下をくぐり、ここからは鎌倉アルプスの主稜線(というような感じはまったくないが)に入る。
この一帯から尾根上に出るまでは、さすがに風景の中に人家は見えて来ない。
稜線へ入り、あとはひたすら鎌倉に向けて歩く。稜線に出てしまえば起伏のほとんどない、歩きやすくロングトレイルなので、歩いていて楽しい。
横浜市最高峰の大丸山(標高156m・・・ランドマークタワーの方が高い!)は巻いて通り過ぎ、やがて鎌倉天園。ここには休憩してビールやおでんを楽しめる茶屋もあるのだが、陽が傾き始めているのでちょっぴり残念だが先を急ぐことにする。いくら気軽に歩ける場所だといっても、暗くなった山道を歩きたくはない。
岩壁のようなところを登りきれば、そこが鎌倉市最高峰の大平山(標高157m)。振り返れば割と良い眺めなのだが、目の前には「鎌倉カントリークラブ」があり、ここまで普通に車で上がって来れることを考えると、なんだか残念な気分。
さてあとはひたすらゴールの北鎌倉へ向かうのみ。いよいよ陽は傾いてきたが、急いで歩いてきたおかげで余裕を持って駅へたどり着けそうだ。
しばらく歩き、せっかく起伏が増えて山道らしくなってきたコースから離れ、住宅街へと抜ける。
住宅街からは急な下り坂。この辺りは御屋敷が多く、大きな角松が門を飾っている。
「どんな人が住んでいるのだろう・・・この坂道じゃお年寄りは歩くのしんどいよなぁ・・・もっともこんな御屋敷に住んでいる人は、そもそも歩いてこの坂道を登るなんてことがないかも知れないが」
そんなことを思いながら歩き続け、通称あじさい寺の明月院、円覚寺、そしてゴールの北鎌倉駅へ到着。
なんだか今日は休憩も取らずに慌ただしく歩き続けてしまった。
せっかくのんびりと歩けるルートなのだ。次回はもう少し早めにスタートし、のんびり寄り道をしながら歩くことにしよう。
そんなことを思いつつ、帰途についた。
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