新しいチェストを・・・2009年12月13日

僕が衣類を仕舞うのに使っているローチェストは、20年以上前に購入したものだ。
よく「高級家具はモチが違う」などと言われるが、僕の使っているチェストは、特売品の安物。それでも20年以上もち、今のところ実用上の問題もなさそうなので、まだまだ相当の期間使えそうだ。
その意味では「モチ」というのは価格にそれほど関係がなく、むしろ「修理して長く使う気持ちになれるか」といったメンタル的な部分が高級家具との違いなのかも知れないという気がしている。

だが実用上の問題は確かにないのだが、そこは安物。高級家具なら傷が魅力になる場合もあるかも知れないが、表面がプリント紙でMDF素材の僕のチェストは、表面のプリント紙がところどころ禿げてきたりしてかなり見栄えは低下している。
それで「そろそろチェストを買い替えたいな」と思い始めた。
実はそう思い始めたのにはもう一つ理由がある。
札幌で生活するようになってから、いつの間にか衣類が嵩み、量も増え、すべてを収納しきれなくなったからだ。

そうなったのには、思うに理由は二つある。
一つは、カジュアルな服装で仕事ができる職場なため、平日のほとんどをスーツ姿で過ごしていた頃よりもチェストに収納すべき衣類が増えてしまったこと。
もう一つは、札幌の気候。札幌でも夏はそれなりに暑く、もちろん半袖の衣類は着るのだが、1年を通してみると長袖の衣類を着用している期間が長く、しかも冬にもなると今まで以上に厚手の服装になる機会が多い。そのため、以前と比較すれば「嵩張る衣料」が多くなってしまったようだ。

そんなわけで、もう少し収納力のある新しいチェストに買い換えよう!と急に思い立ち、家具店へ出かけた。
だが、思い付きで行動してもすぐには決まらないのはいつものこと。何軒か家具店を廻ってみたものの「これだ!」というものには出会えない。
12月も中旬となり、年末の配送混雑を考えると今週末くらいがリミットだろう。
結局、少しだけ我に却って(笑)、急いで購入する必要もない、年が明けてからゆっくりセレクトしようと思い直して、家具店を後にした。