10月の紫陽花2008年10月08日

通勤途中で見かけた10月の紫陽花(セイヨウアジサイ)
8/9にこのブログで「北国では紫陽花が8月に咲いてるんだよ」と書いた。それから2か月ほど経つ。先日は「もう紅葉の季節だ」とも書いた。
ところが・・・今日出勤途中に、今まさに咲いている紫陽花の花を見かけた。思わず携帯を取り出し、写真をパチリ。

僕のイメージではどう考えても、紫陽花は初夏の花。10月に咲く紫陽花、いったいこの花の時期はいつなんだ?
せっかくだからちょっとだけ調べてみた・・・やっぱり僕のイメージ通り、梅雨の時期の花ってのが一般的には定着したイメージ。本格的に調べたわけではないので学術的にどうかなんてことはわからないが、Wikiでも「6月~7月」と書いてあった。だから少なくとも紅葉が始まりだすような、10月の今頃の時期に咲いていることは珍しいのじゃないだろうか?

調べたついでにうんちく話(もちろん完全なウケウリ)。
紫陽花の紫色は、最近健康に良いとかで何かと話題に上る、アントシアニン。じゃあ「食べりゃ体に良いのか」と思ってしまいそうだが、紫陽花には強い毒性があって、食べたりすると過呼吸、興奮、痙攣、麻痺の末、死亡してしまうこともあるらしい(青酸中毒の症状)。実際今年も「刺身のツマ」として使った料理店で、中毒事件が起きているらしい。大葉の代用品のつもりだったんだろうなぁ、きっと。

もう一つ。
写真の紫陽花は、その種類では一番良く見かけるけれど、これは「セイヨウアジサイ」と言って、日本原産の「ガクアジサイ」から品種改良して作られたものなのだそうだ・・・なんだ、てっきり逆だと思っていた。
でもセイヨウアジサイの方は、確かにゴージャスで見栄えがするかも知れないけれど、僕はガクアジサイの方が好きだなぁ・・・。そう思って紫陽花の花を見直すと、ガクアジサイの方は何やら、"日本の花"という気がしてくるのだ。