気が付いたら紅葉の季節2008年10月05日

定山渓かっぱ淵の紅葉
またまた温泉へ行こうと思い立ち、定山渓へ出かけた。
札幌駅前バスターミナルからバスに乗って、定山渓に近づくと辺りの景色は一変する。民家は途切れ、車窓の両側には山が見え始める。
そんな山々は確実に黄色や赤の彩りを加えて、あらためて「紅葉の季節だなぁ」と実感。
札幌の街中は色付いているものの、まだ本格的な紅葉と言う感じではない。やはり、標高が高い山間から色付くものなのだなぁと、当たり前のことをあらためて思ったりしていた。

今年は9月に気温が高かったためか、紅葉の色付きが悪いと聞いていた。去年もいま一つといった感じがした。それで定山渓へ行こうと思っても、今回は温泉のことしか頭になかったので、ささやかながら何やら得した気分。
「せっかくタイミング良く紅葉の景色に出会えたのだから」と温泉街の中心部(定山渓湯の町というバス停)でバスを降り、ここから遊歩道を歩いて川沿いを散策することにする。
6月に同じルートを歩いたが、このときは新緑。わずか4か月で紅葉・・・季節のメリハリがはっきりしている北海道だが、夏の短さをあらためて感じたりもする。
紅葉が来ると次は雪の季節・・・どうしてもそちらへ連想が働き、少々寂しい気分になったりもするのだ。実際は雪が降り始め、それが根雪になる本格的な冬が始まってしまえば、そんな気分にはあまりならないのだけど。

吊り橋(6月1日のブログ写真参照)の上から何枚かの写真をパチリ。
そのまま遊歩道を歩き続けて、またパチリ。
"今年は色付きが悪い"ということだが、その割には結構綺麗な色が出ている気がする。まあ数年前に見た定山渓の紅葉の鮮やかさに比べれば、やや物足りないという気はするけれど。
良く見るとまだ紅葉していない木々も多く、見頃にはやや早い感じはするけれど、本格的に紅葉する前に枯れてしまったような木もチラホラ目につくので、むしろ今の時期の方が良かったのかも知れない。
しばらく歩いている内に、結局数十回、シャッターを切っていた。

さてここらで本来の目的の温泉へ向かおう。
紅葉見物の続きは、のんびり露天風呂にでも浸かりながら・・・。