ヤチブキを食べる季節2009年04月11日

エゾノリュウキンカ(通称ヤチブキ)の花
北海道もようやく春が訪れ、山菜の季節となった。
僕はこの山菜と呼ばれる山野草が好物の一つなので、採れたてが食べられる今の季節は、呑みに出かける楽しみの一つにもなっている。

で、今日食べたのは「ヤチブキ」。
道外の人は(道内の人でも)知らない人が多いだろう。
ヤチブキと言う名前は通称で、ごく一般的なフキに似た食感で、葉が似ていることから付けられた野草のことだ。正式名は「エゾノリュウキンカ」と言う。
「えっ、リュキンカ(立金花と書く)って花の名前なんじゃないの?」と、花に詳しい方は思われるかも知れない。詳しくない僕も名前くらいは知っていたのだが、札幌へ来るまでは観賞用の花だと思っていた。
ちなみに「エゾノ」が付かないリュウキンカの若芽も食用できるらしいが、基本的には有毒なのだそうだ(Wikipediaより)。

このヤチブキ、それほどおいしいとは思えない・・・いや、正直に言えば不味い。おひたしなどにして食べるのだが、それでも苦味はかなり強く、渋みのようなものもある。同じ苦味が強い山菜の系統とも、ちょっと違う傾向の味だ。
だから今までもう何度も食べてはいるのだが、一度として「うまい!」と思ったことはない(せっかく料理して出してくれているというのに、スンマセンです)。

そう思いながら、なぜ毎年食べるのか。
別に深い理由があるわけではないのだが、これは気分の問題が強いのかもなぁ・・・と思っている。
この時期、この強烈な苦みを口にすると「ああ、北海道にもようやく春が来たんだな」と、そんな実感を持てるから。

機会がありましたら、皆さんもぜひ一度・・・。

その後のコーヒー生活2009年02月17日

2/1のブログで「新しいコーヒーメーカーを買った。今度はコーヒーに拘ってみようか」などということを書いた。
同じコーヒー豆を使っているのに、コーヒーメーカーを変えただけで随分美味しくなったように感じられたからだ。だがそれでもちゃんとした喫茶店で飲む、あの深い味わいにはまだまだ縁遠い。
というわけで、コーヒー豆にも多少は拘ってみようと考え始めた。今まではコーヒー豆にも無頓着だったのだ。

今までは、いつも100gあたり実質100円程度の格安コーヒーをスーパーマーケットで購入していたのだが、今回は意を決して自宅近くのコーヒー専門店で高級豆を購入しようと決意し、閉店間際に店に飛び込んだ・・・のだが、しばらく待っていたが店員現れず。店員を待っている間にじっくりと豆の価格を見定めていたら、生来の貧乏性が首をもたげ、気が変わってしまった。
100gあたり600円といういつもの「6倍」の価格差に、思わず弱気になってしまったのだ(こりゃ男として情けない気が・・・)。
そんなわけで、ちょっぴり凹みながらも、いつものスーパーマーケットでコーヒー豆を買うことにした。
それでも「今日はいつもとは違う、少しゴージャスなコーヒーにしてみようか」と思い、買ったのが、100gあたりおよそ300円のコーヒー。いつも買う大手コーヒーメーカーの製品ではなく、札幌の地場のコーヒー店がスーパーマーケットなどに卸している品。これでも約3倍の価格差なのだから、今までの価格を考えれば高級品と言うことになる。

家に帰り、コーヒーを入れてみる。
「うん!?」
いつもと味は違う。いつも飲んでいるコーヒーはストロングタイプでこってり&苦い。今日買ったコーヒーはマイルドタイプなので、コクが少なく酸味がやや強い。だから味は違って当然。でも今日買ったコーヒーが明らかに違うのは、飲んだ後の後味。これがすごくさっぱりとしている。
僕はどちらかと言えばコクの深い酸味の少ないコーヒーが好きなのだが、それでも「こっちのほうがうまい」と思ったのだ。3倍の価格差は伊達じゃないということか。
「これで6倍の高級品で、焙煎仕立てで挽きたてだったら、さらに旨いのだろうか」
今回の経験で、色々と豆の種類(産地)を変えたり、グレードを変えてみることに、俄然興味がわいてきた。

究極的には、滅多に使うことがなく仕舞いっぱなしの電動コーヒーミルを使って、色々な豆を自分でブレンドして、自分好みのオリジナルの味を追求してみるのも面白いかも知れない。知識と経験不足の僕は、その前に、まずは色々な味の試行錯誤を繰り返してみることが必要だろうけどね。
しばらくの間は、色々なコーヒーの味を楽しんでみようかと考えている。

閉店間際にパンを買う2009年01月25日

家の近所のスーパーマーケットの中に、手作りパンの店がある。
スーパーマーケット自体は24時間営業だが、このパンの店は21時頃で閉店。そのため、20時頃に行くと20%オフ、20時半を過ぎた頃には50%オフまで価格が下がる。

ここのパンは比較的安い割にはなかなか旨いので、今までも時々買ってはいたのだが、この閉店間際のディスカントを知ってからは、できるだけその時間を見計らって買おうと考えるようになった。
大の男が・・・と、我ながらミミッチイ気がしないでもないのだが「生活防衛のためには、今の世の中恥じるようなことではない」と、開き直ることにした。
今日もまた、明日の朝食用にとパンを購入。残念ながら時間がやや早く、まだ20%オフの時間帯だったので、どこかで時間調整をしようかとも考えたのだが、さすがにそこまで頑張る気力は出ずに、潔く購入することにした。

難点は、いつもより安く買えてしまうと、ついついパンを買いすぎてしまうことだ。
いわゆる菓子パンの類なので、食パンのように冷凍して保存するわけにも行かず、結局一気に食べてしまうことになる。もちろんパンだから、ちょっと多いくらいならいくらでも食べることができてしまう。だが、菓子パンは総じて高カロリーなものが多く、それが4個も5個もとなると、一食の量としては確実にカロリーオーバー。おまけにいつもよりも余分に買っているわけだから、生活防衛にもなっちゃいないんだよね・・・。

こうしてまた、メタボリックシンドロームへの道をひたすら前進して行くのだった。

なじみの店2008年08月29日

仕事帰り、ふと思い立っては立ち寄る店がある。繁華街ススキノにありながら、派手なネオンとは縁がない、小さな小料理屋だ。
当然のごとく、観光客がフラリと立ち寄るような店ではない。客のほとんどは常連客か常連客に連れて来られたり、紹介を受けて来るような、そんな店だ。

この店を初めて訪れたのは今から15年くらい前(もうそんなに経つのか・・・)。
まだ東京の会社に勤務していて出張で札幌に来ていたのだが、そのとき札幌の知人に連れられて行ったのが最初だ。
店主とは何を話したかなんてこれっぽっちも思い出せないが、そこで過ごした時間に居心地の良さを感じたのは確か。
で、その後も出張で札幌へ来るたびに(当時僕は頻繁に札幌出張を繰り返していた。しかも時には2週間以上に渡る出張のときもあった)、この店へ顔を出していたのだ。
当然ながら、その後札幌へ僕が移り住んでからは頻繁に立ち寄る店の一つとなった。

時々は気分を変えたくて、違う店にも行く。
ただ初めての店はなんとなく敷居が高く、それでもエイッ!とばかり決心して入るのだが、なんとなく落ち着かない。
複数人で入るのなら、その店の雰囲気がどうであれ、間が持たないなんてことはないのだが、僕は一人で飲みに行くことが多い(ほとんど?)ので、初めての店へ入るにはささやかな勇気が必要だったりするのだ。
で、また馴染みの店に戻って、ホッとした時間を過ごしたりするのだ。

小心者の僕にとっては貴重で大切な場所。
ひと時の時間を心からリラックスして過ごす場所。
で、今日もまた気が付くとフラフラと、店の暖簾をくぐっていた。

今日もラーメン、明日もラーメン2008年05月07日

札幌に移り住んでしばらくの間、毎日のようにラーメンを食べていた。
元々がラーメン好きではあるが、とりあえず手軽に腹を満たせて、一人でも気軽に入れ、しかも何よりも札幌の場合はよっぽどのことがない限り、どの店へ入っても一定の水準を超えている(ぼくの基準でだけど)・・・これは結構貴重なことだ。
昼飯にラーメン、呑みに行ったら仕上げはラーメン・・・
でもそんな暮らしをしていたら、あっという間に体重が増えた。決して大げさではなく、本当にあっという間。1年くらいで4kgも増えてしまった。
というわけで、最近は我慢。少なくとも呑んだ後のラーメンだけは止めることにした。
これはラーメンに問題があるわけではなく、呑んだ後には何を食べたってカロリーオーバーだろうから、そもそもがカロリーの取り過ぎなのだが。

ぼくがラーメン好きなのを知っていて、札幌を訪れる友人・知人から「どこのラーメンがおいしいの?」とよく尋ねられる。
この答えは難しい。すでに書いたとおり、どこも一定の水準は超えている。あとは嗜好の領域。ぼくが旨いと思うラーメンも、別の人にはいま一つだったり、雑誌などの人気投票でいつも上位にランクインされるラーメンが、ぼくにとってはあまり好みでなっかったりもする。
一応、「どんな味が好みか」を訊いて、その味の傾向にマッチするラーメン屋を紹介したり、連れていったりはするが、「ラーメンは好みだから」という保険としての一言も忘れない。
そもそも札幌ラーメンと一口で呼ばれるが、札幌のラーメンはこれだ!という味の傾向が一つではない。味噌ラーメン発祥の地ということもあり、味噌ラーメンが代表のように言われるが、その味噌にしても味は千差万別。流行りもあるので、一つの味のイメージで札幌ラーメンを語るのはそもそも無理があると思うのだ。

まあ、それだけに今日もラーメン、明日もラーメン・・・的に毎日のように食べても飽きが来ないのだから、ラーメン好きには幸せな町だ。
なんでも人口千人あたり1軒の割合でラーメン屋があるそうだ。札幌の人口はおよそ190万人・・・ということは、約1900軒のラーメン屋がある計算になる。と言うことは、毎日違うラーメン屋で食べても5年以上かかるわけだ。5年も経ったら、ラーメン屋も様変わりして新しい店ができたりもするだろうから、全軒制覇はかなり難しい・・・って、もちろんそんな気もないのだけど。


<補足>
ちなみに、これだけ競争が激しい札幌ラーメン界で、残念なことに2度と食べたくないラーメンも確かに存在する。ベスト3を挙げろと言われると難しいが、ワースト3を挙げろと言われれば、スラスラと答える自信もある。大体の場合、このワースト3に入るようなラーメン屋は一般的にも不人気なことが多い。ところが不思議なことに、そんなワースト3に入るようなラーメンの味こそが好みという人も世の中には存在するのだ。まあだからこそ、激戦区札幌でも営業が続けられるんだろうけど・・・ラーメンの世界は奥深い。