銀座をブラブラ2012年02月27日



24日から東京へ出張していました。戻ってきたのは昨日の夜でしたが、今回はJALPAKのツアー利用ということで、24日は東新宿駅近くのホテルに宿泊することにしました(ツアーだと最低1泊はホテルを利用しなくてはならないのですが、普通に航空券を購入するよりもツアーを利用する方が安いんです)。
自分でホテルを決めていながら「東新宿駅ってどこ?」と、ロケーションがピンと来なかったのですが、歌舞伎町の裏手から明治通りに掛けての辺りにできた駅なんですね。以前はこのあたりは地下鉄は通っていませんでしたので、交通的にやや不便な地域(あくまでも都心の中では、ですが)というイメージがありましたが、都営大江戸線が開通し、続いて数年前に東京メトロ副都心線も開通し、一気に便利な地域に様変わりした感じがします。

さて翌日は午後からプライベートな飲み会が予定されていましたので、ホテルをチェックアウトしてからの約3時間ほどを何をやって過ごそうかと考えました。生憎の雨で、あまり外を歩き回る気分にはなれません。

で、最初は小川町のオリンパスのショールームへ。先日ブログの記事にしたオリンパスのOM-Dの実機が先行展示されているということで、まずはそれを見ることにしました。
一般の店頭に並ぶのは3月下旬ということで、1か月も先です。それまでは札幌あたりでもメーカー主催イベントくらいでしか、なかなか実機を見る機会はありません。さすがにカタログスペックを見ているだけでは購入欲を維持し続けるのは難しく(要するに気持ちが沈静化してきたわけです)、ここらで闘魂注入("火に油を注ぐ"とも言います)しようかと。
実機を見ての感想は別の機会にするとして、次は東京駅の八重洲ブックセンターへ。
このブックセンターでは、以前から機会があれば欲しいなと思っていた「マップポインタ」を購入しました。通販でも購入は可能なのですが、これもまた実際に商品を見てから買おうとすると、やはり東京でなければ買えません。東京でも内外地図とか日本地図センターのような地図専門店を除けば、八重洲ブックセンターの地図コーナーくらいでしか取扱いがない、ニッチな商品なのです。
(ちなみにマップポインタというのは地図で使う定規のようなものでして、現在地の緯度経度が解れば、地図上の現在位置もピンポイントで解るという、なかなかの優れもの。この商品に関しては別記事で紹介しようかと思っています)

さてここからが本題。

まだ飲み会開始の時刻までは1時間ほどありましたので、それまでの時間は銀座をブラついて過ごすことにしました。この後地下鉄銀座線の某駅へ向かう予定でしたので、ちょうど好都合というわけ。
実は学生時代から20年以上都心に通学・通勤していたにも関わらず、いわゆる「銀ブラ」ってのは初めての経験。そもそも銀座を訪れること自体が、数回程度呑みに行ったことがあるくらいでして、日中だと仕事の途中でランチを摂るのにピンポイントで立ち寄ったことがあるくらいです。
そんなことを思うと、なんだかこれもまた旅気分ってな感じがしてきます。
なるほど確かに、先頭で旗を持った観光バスのガイドさんらしき人の後ろに団体がゾロゾロとつながって歩行者天国を歩いて行きます。銀座もまた、東京を代表する観光ポイントの一つなわけですね。

そういえば、つい数日前に偶然にも、「銀ブラ」の語源を知りました。
僕はずっとそれまで「銀座をブラブラすること」と思い込んでいました。きっと僕と同じようにそう思っていた方も多いのでは?と思いますが、実は銀ブラの語源は「銀座でブラジルコーヒーを飲むこと」なのだそうです。ちょっとびっくり・・・なんでも、明治42年創業の「銀座バリウスタ」というカフェを訪れる学生たちが作った言葉なのだそうです。
この店はコーヒー文化を根付かせた店でもあったようで、芥川龍之介や菊池寛などの文豪、文化人が頻繁に訪れる店だったのだそうです。
それにしても、流行語の多くを生みだすのは昔も今も若者たちということなんでしょうかね。

午前中の雨は上がりましたが、どんよりとした雲が空を覆っていて、しかも昨日に比べると一気に気温が下がりました。歩いていても解放感とはほど遠い感じがしてしまうのは、きっとそんな天候も関係しているのでしょう。
歩いていても肌寒く、「せっかくだからその"銀ブラ"発祥の店でコーヒーでも飲んで暖まろうか」と思いましたが、場所だけでなく、店の名前も記憶していません(上に書いた店名などはこの記事を書く際に調べてから書きました)。それでもネットでちょっと調べればわかるだろうとも思いましたが、次の場所へ移動するのにちょうど頃合いの時間になってしまいました。

というわけで、語源の方の"銀ブラ"はまたの機会に、歩く方の"銀ブラ"も切り上げ、地下に入ることにしたのでありました。


<おまけの1枚>

街灯には日曜日に開催されている「東京マラソン」の旗が揺らめいていました。
「明日のマラソンでは、天気が良いといいね」なんてことを思いつつ、風が収まった一瞬のタイミングを狙ってパチリ。