キャベツの町の南幌温泉2011年05月22日

今日は気分を変えて南幌温泉へ。
何度かこのブログの記事にしているながぬま温泉は長沼町にありますが、その隣にあるのが南幌町。名前の通り南幌温泉は南幌町にある公共温泉です。

南幌温泉

札幌から公共交通機関利用だと、新さっぽろ駅から夕鉄バスで江別を経由して(あるいは江別駅から夕鉄バスで)行く路線で南幌温泉へ向かいます。
バスで行くと、田園地帯の何もないようなところに突然現れる感じで、この南幌温泉が現れます。いつも大混雑の人気温泉なのですが、道路を挟んで反対側には沼地を整備した公園がありますが、こちらはいつ訪れても人の姿は疎ら。せっかくの観光資源となる親水公園ですから、いつも見るたびに「勿体ないなぁ」と思っています。
温泉はかけ流しが快適で、泉質は茶褐色の強塩泉。
浴槽の種類も多く、温泉入浴を満喫できる温泉の一つだと思います。

南幌町名産のキャベツを生かした食事が摂れるのもいい感じ。
あちこちの町村に、公共の(あるいは第三セクターの)温泉施設がありますが、いつも意外に感じることが、せっかく地場の農産品があるというのに、海がない町でマグロの刺身をウリにしたり、観光地としては有名だけどまったく違う地域の食材をウリにしたり、そんな食事を提供している施設が思いの外多いこと。なぜ、地場産品を活用しないのかな?と思うわけです。
「○○町のお米」とか、「○○産の大根を使った漬物」とか、何か一つでもいいと思うのです。ささやかでもそうした地場の食材を使ってくれた方が客側から考えるとちょっぴり嬉しいですし、運営側にとっても、地場産品の宣伝になるし、多少なりとも町村への還元にもなると思うのです。
その点、この南幌温泉やながぬま温泉は、ちゃんと地場の名産や名物を活用して提供している辺り、「まっとうな発想だよな」と思うのです。

というわけで、今日は名物キャベツ天丼を食べました。
ご飯の上に「どんだけあるの」というくらい大きなキャベツのかき揚げが載っています。
食べきれなくても「持ち帰りできますから声を掛けてください」と言われます。
でも持って帰っても、冷めてベタッとなったキャベツのかき揚げはあんまり食べたい気がしないので、申し訳ないけどちょっと残してしまいました。
でもこの姿勢、なかなか良いなぁと思います。できればもう少し小さくして、その分キャベツ以外の素材を増やしたかき揚げにしてくれると嬉しいのだけど。

さてそろそろ帰りのバスの時間。
温泉と食事を満喫して、南幌温泉を後にしたのでありました。