【映画】 岳-ガク-2011年05月14日

映画ネタが続きます。
山好きの僕は、この映画の公開を楽しみにしていました。

北アルプスの山岳救助隊とその救助隊をサポートする山岳救助ボランティアが主軸で、タイトルの岳は主人公の名前。この主人公は山岳救助ボランティアで、1年のほとんどを山の中で過ごす人物という設定です。

予想外の展開などはなく、ストーリー的にも先が想像できる「ありがち」なストーリーという感じはありますが、でもこうしたエンターティンメント作品では、むしろその方が映画の世界にはまり易いと言えるかも知れません。
特に圧倒的な山岳景観と自然の中では、それだけでどんなストーリーも援護射撃してくれます。見終わって、なんだかスッキリする、そんな映画という気がしました。
実は見るまでは、小栗旬さんや長澤まさみさんといった人気俳優・女優をキャスティングしている辺りで「キャスティングでヒット狙いか?」などと穿った見方をしていました。
でも、見終わってみると、なんだかうまくハマっていて「このキャスティングはアリだな」とも感じました。原作(連載コミック)を良く知らないので、原作の登場人物のイメージにマッチしているのかまでは分かりませんが、少なくとも映画の中では、それぞれの役どころと一体化していた感じがしたのです。

それと、以前自分が歩いた山が登場したりすると、それだけでなんだか嬉しいですね。
(これも「まほろ駅前多田便利軒」の記事で書いた"地元意識""土地勘"に通ずる感じもします)
もっともそんな前提がなくても(つまりは今まで山に関心がなかった人も)、この映画を見ると急に山へ行きたくなるかも知れませんよ?