読み終わった本の行方 ― 2008年08月01日
札幌に来るときに、今まで読み終わってもそのままにしておいた大量の本を、まとめて処分した。
半分は車でわざわざ取りに来てもらった本好きの後輩二人に進呈した。
残りの半分は家の近所のブックオフへ売りに行ったのだが、雑誌類も含めて2万円ほどの買取価格になったので、後輩に進呈したことをちょっぴりだけ後悔した。
考えてみると、ブックオフに売った本の半分はブックオフで買った本だったので、まさに理想的なリサイクルなわけだ。
新しい部屋のスペースの関係もあり、本を置けるスペースは限られている。通勤時間が短くなったこともあって以前のようなペースで本が溜まるわけではないのだが、引っ越しを機に、ただ溜め込むのではなくある程度溜まったらすぐに処分することにした。
かと言って、雑誌はともかく書籍の類を「燃えるゴミ」として出すのには抵抗がある。自分が読んで面白かった本はどうせなら、他の誰かにも読んでもらいたい。
そんなわけで、最近は、
① 段ボール箱に詰め込んで、本好きの従姉や上に書いた後輩へ宅急便で一方的に送り付ける。
② 札幌の地下鉄駅に設置されているメトロ文庫(正式名は知らないが、棚に置いてある本を誰でも自由に持ち出して読むことができ、読み終わったら棚へ戻すシステム)へこっそり置いてくる。
と言う感じでたまった本を処分している。
まあ、②に関しては別に「こっそり」行う必要はないのだろうけど。
どうせ処分をするならブックオフへ持ち込み、買い取ってもらった方が僕も得するよな、とは思う(もっとも、車を持たない僕の場合は店へ持ち込むのは大変なので、家まで来てもらうか、宅急便で送って買取をお願いすることになる)。
でもまあ、仮称「メトロ文庫」に置いた本が、次の日に棚から無くなっているのを見たりすると「ああ誰かが手に取って読んでくれているんだな」と想像したりして、それがなんだかちょっぴり嬉しい。
やっぱり、しばらくはこのままでいいのだろうと思う。
半分は車でわざわざ取りに来てもらった本好きの後輩二人に進呈した。
残りの半分は家の近所のブックオフへ売りに行ったのだが、雑誌類も含めて2万円ほどの買取価格になったので、後輩に進呈したことをちょっぴりだけ後悔した。
考えてみると、ブックオフに売った本の半分はブックオフで買った本だったので、まさに理想的なリサイクルなわけだ。
新しい部屋のスペースの関係もあり、本を置けるスペースは限られている。通勤時間が短くなったこともあって以前のようなペースで本が溜まるわけではないのだが、引っ越しを機に、ただ溜め込むのではなくある程度溜まったらすぐに処分することにした。
かと言って、雑誌はともかく書籍の類を「燃えるゴミ」として出すのには抵抗がある。自分が読んで面白かった本はどうせなら、他の誰かにも読んでもらいたい。
そんなわけで、最近は、
① 段ボール箱に詰め込んで、本好きの従姉や上に書いた後輩へ宅急便で一方的に送り付ける。
② 札幌の地下鉄駅に設置されているメトロ文庫(正式名は知らないが、棚に置いてある本を誰でも自由に持ち出して読むことができ、読み終わったら棚へ戻すシステム)へこっそり置いてくる。
と言う感じでたまった本を処分している。
まあ、②に関しては別に「こっそり」行う必要はないのだろうけど。
どうせ処分をするならブックオフへ持ち込み、買い取ってもらった方が僕も得するよな、とは思う(もっとも、車を持たない僕の場合は店へ持ち込むのは大変なので、家まで来てもらうか、宅急便で送って買取をお願いすることになる)。
でもまあ、仮称「メトロ文庫」に置いた本が、次の日に棚から無くなっているのを見たりすると「ああ誰かが手に取って読んでくれているんだな」と想像したりして、それがなんだかちょっぴり嬉しい。
やっぱり、しばらくはこのままでいいのだろうと思う。
携帯電話の機種交換 ― 2008年08月02日

3年ぶりに携帯電話を機種変更した。
いったい安いのか高いのか、あるいは得なのか損なのか、最近の料金体系やサービスは僕にとっては複雑怪奇で理解不能。
で、「どうせ大して使わないのだから」と思って、ずっと機種交換をしないままに来た。
だが最近は充電してもすぐに電池切れとなり、「そろそろ充電池を交換しなくちゃいけないな」と考え始める内に、いつの間にか携帯電話そのものを新しくしようと思い始めていた。
きっかけはワンセグ。出張や旅の際の、たとえば乗り物の待ち時間などに以前から利用したいと思っていたのだ。
1年くらい前にパソコン用のワンセグ機を買ったのだが、性能的にも使い勝手の面からも満足できず、「それではワンセグ専用のポータブル機を買おうか」と検討していたのだが、これは経験的に「いくつもの電子機器を持ち歩きはしないだろう」という気がして、結局買いそびれていた。
そんな折に、携帯電話の電池交換が必要となったので、「じゃあこの際、ワンセグ見れる携帯電話にしよう」となったわけだ。
ここで一頻り悩んだ。と言うよりも迷った。
どうせならアウトドアで使える便利機能が充実しているものをと考えたのだが、どの機種もちょっと中途半端。
防水性があり、衝撃に強く、GPSも使えて、山村でも比較的電波強度が強く、もちろん町中にいるときはワンセグが見られる携帯電話・・・これが僕の理想なのだが、残念ながら契約しているドコモには該当する機種が見当たらない。
auなどだと該当する条件に比較的マッチする機種もあり、ここらで「MNP」ってのをやってみるか・・・とも考えた。
だが僕名義で3台の携帯を契約していることもあって、それをいっぺんに変更するのは大変・・・で、迷っている内に少しずつ妥協して条件が絞り込まれ、最後は一番売れ筋で、一番飽きが来なさそうな、P906iに決定した。
それにしても、新しい機種は、やっぱり凄い。うーん、浦島太郎気分。
もちろん情報としてはその多機能さは知っていたのだが、実際に使ってみると、「これでもかこれでもか」的な機能が満載されていることに驚かされる。
で、いじっていれば当然ながら、それらの機能を使ってみたくなるわけで、BlueToothのイヤホンを買ったり、大容量のマイクロSDHCを買ったり、音楽聴くにはUSBケーブルが必要とばかり、それを購入してみたり・・・ついには今まで全く興味がなかったパケホーダイの契約までして、気が付くと結構な出費。
なんだかドコモマジックに引っかかった気分。でも、どこのキャリアだって似たようなものなのだろうけど。
あとはこの多機能新機種を僕がどう使いこなすかだけど・・・それが一番心許ない気がしてるんだよなぁ・・・。
いったい安いのか高いのか、あるいは得なのか損なのか、最近の料金体系やサービスは僕にとっては複雑怪奇で理解不能。
で、「どうせ大して使わないのだから」と思って、ずっと機種交換をしないままに来た。
だが最近は充電してもすぐに電池切れとなり、「そろそろ充電池を交換しなくちゃいけないな」と考え始める内に、いつの間にか携帯電話そのものを新しくしようと思い始めていた。
きっかけはワンセグ。出張や旅の際の、たとえば乗り物の待ち時間などに以前から利用したいと思っていたのだ。
1年くらい前にパソコン用のワンセグ機を買ったのだが、性能的にも使い勝手の面からも満足できず、「それではワンセグ専用のポータブル機を買おうか」と検討していたのだが、これは経験的に「いくつもの電子機器を持ち歩きはしないだろう」という気がして、結局買いそびれていた。
そんな折に、携帯電話の電池交換が必要となったので、「じゃあこの際、ワンセグ見れる携帯電話にしよう」となったわけだ。
ここで一頻り悩んだ。と言うよりも迷った。
どうせならアウトドアで使える便利機能が充実しているものをと考えたのだが、どの機種もちょっと中途半端。
防水性があり、衝撃に強く、GPSも使えて、山村でも比較的電波強度が強く、もちろん町中にいるときはワンセグが見られる携帯電話・・・これが僕の理想なのだが、残念ながら契約しているドコモには該当する機種が見当たらない。
auなどだと該当する条件に比較的マッチする機種もあり、ここらで「MNP」ってのをやってみるか・・・とも考えた。
だが僕名義で3台の携帯を契約していることもあって、それをいっぺんに変更するのは大変・・・で、迷っている内に少しずつ妥協して条件が絞り込まれ、最後は一番売れ筋で、一番飽きが来なさそうな、P906iに決定した。
それにしても、新しい機種は、やっぱり凄い。うーん、浦島太郎気分。
もちろん情報としてはその多機能さは知っていたのだが、実際に使ってみると、「これでもかこれでもか」的な機能が満載されていることに驚かされる。
で、いじっていれば当然ながら、それらの機能を使ってみたくなるわけで、BlueToothのイヤホンを買ったり、大容量のマイクロSDHCを買ったり、音楽聴くにはUSBケーブルが必要とばかり、それを購入してみたり・・・ついには今まで全く興味がなかったパケホーダイの契約までして、気が付くと結構な出費。
なんだかドコモマジックに引っかかった気分。でも、どこのキャリアだって似たようなものなのだろうけど。
あとはこの多機能新機種を僕がどう使いこなすかだけど・・・それが一番心許ない気がしてるんだよなぁ・・・。
Kitaca(キタカ)にSAPICA(サピカ) ― 2008年08月06日

札幌圏でもようやくJR東日本のSuicaのようなIC乗車券が登場する。
JR北海道が今秋から始めるのがKitaca(キタカ)。これはまさにSuicaと同じようなもので、2009年春には電子マネーにも対応し、Suicaの利用圏とも相互利用ができるようになるそうだ。
僕の場合は日常でJRを使う機会が少ないので、このIC乗車券にはあまり魅力を感じていない。
Suicaと相互利用できるようになったとしても、実家は小田急線沿線なので、利用頻度が高いのは首都圏私鉄(PASMOエリア)になるのだが、先行するICOCA(JR西日本の近畿圏)の例を見ると、PASMOエリアでは今のところは利用できないようなので、KItacaも利用できないだろうなぁと考えているからだ(何年か先のことはわからないけど)。
札幌圏で始まるもう一つがSAPICA(サピカ)。これは札幌市営地下鉄のIC乗車券で来年の1月に始まる予定。
僕の場合、地下鉄の利用頻度は高い。毎日の通勤でも利用するし、休日も町中へ買い物へ出たりするときにも利用する。
札幌市営地下鉄の場合、実は2001年~2004年まで「S.M.A.Pカード」という名前の実験目的のIC乗車券が存在していた。
このカード突然実験中止(理由は色々とあるようだけど)となってしまったようだけど、ICカード乗車券と言う意味では全国でもさきがけだったのではないだろうか?
ちなみに自動改札も、1972年の札幌オリンピックに合せて地下鉄が開業したときにすでに導入されていたので、こうした仕組みの取り組みでは、先進的だと言えるのかも知れない。
おっと話が逸れ始めた・・・SAPICAに話を戻そう。
札幌市営地下鉄は、札幌市内のバスと共通利用できるウイズユーカードというプリペイドカードがある。地下鉄からバス、あるいはその逆の乗り継ぎでも自動的に乗り継ぎ割引をしてくれる便利なカードだが、何よりも魅力なのが、このカードにはプレミアが付いていること。
例えば1万円のカードを買えば、11500円分乗車できる。15%のプレミアと言うのはかなり大きい(このウイズユーカード以外にも、いくつか割引のシステムがある)。
問題はウイズユーカードに代わるものとしてSAPICAが導入されたとき、このプレミアがどうなるかだけど・・・噂では「なくなる」などとも聞いていたが、現在は「割引の仕組みを導入の方向で検討中」らしい。
まあ世間の声は無視できないよな・・・・と、これは僕の希望的観測。
ただこの割引の問題などもあって、KitacaとSAPICAの相互利用ができないのだとか。これでは僕にとってはさらにKitacaに魅力が薄れて・・・なかなかうまく行かないのものだ。
乱立?するIC乗車券が、いつかは全国的に共通利用できるようになるとは思うけれど、それは果たしていつになるかなぁ・・・。
JR北海道が今秋から始めるのがKitaca(キタカ)。これはまさにSuicaと同じようなもので、2009年春には電子マネーにも対応し、Suicaの利用圏とも相互利用ができるようになるそうだ。
僕の場合は日常でJRを使う機会が少ないので、このIC乗車券にはあまり魅力を感じていない。
Suicaと相互利用できるようになったとしても、実家は小田急線沿線なので、利用頻度が高いのは首都圏私鉄(PASMOエリア)になるのだが、先行するICOCA(JR西日本の近畿圏)の例を見ると、PASMOエリアでは今のところは利用できないようなので、KItacaも利用できないだろうなぁと考えているからだ(何年か先のことはわからないけど)。
札幌圏で始まるもう一つがSAPICA(サピカ)。これは札幌市営地下鉄のIC乗車券で来年の1月に始まる予定。
僕の場合、地下鉄の利用頻度は高い。毎日の通勤でも利用するし、休日も町中へ買い物へ出たりするときにも利用する。
札幌市営地下鉄の場合、実は2001年~2004年まで「S.M.A.Pカード」という名前の実験目的のIC乗車券が存在していた。
このカード突然実験中止(理由は色々とあるようだけど)となってしまったようだけど、ICカード乗車券と言う意味では全国でもさきがけだったのではないだろうか?
ちなみに自動改札も、1972年の札幌オリンピックに合せて地下鉄が開業したときにすでに導入されていたので、こうした仕組みの取り組みでは、先進的だと言えるのかも知れない。
おっと話が逸れ始めた・・・SAPICAに話を戻そう。
札幌市営地下鉄は、札幌市内のバスと共通利用できるウイズユーカードというプリペイドカードがある。地下鉄からバス、あるいはその逆の乗り継ぎでも自動的に乗り継ぎ割引をしてくれる便利なカードだが、何よりも魅力なのが、このカードにはプレミアが付いていること。
例えば1万円のカードを買えば、11500円分乗車できる。15%のプレミアと言うのはかなり大きい(このウイズユーカード以外にも、いくつか割引のシステムがある)。
問題はウイズユーカードに代わるものとしてSAPICAが導入されたとき、このプレミアがどうなるかだけど・・・噂では「なくなる」などとも聞いていたが、現在は「割引の仕組みを導入の方向で検討中」らしい。
まあ世間の声は無視できないよな・・・・と、これは僕の希望的観測。
ただこの割引の問題などもあって、KitacaとSAPICAの相互利用ができないのだとか。これでは僕にとってはさらにKitacaに魅力が薄れて・・・なかなかうまく行かないのものだ。
乱立?するIC乗車券が、いつかは全国的に共通利用できるようになるとは思うけれど、それは果たしていつになるかなぁ・・・。
紫陽花が8月に咲く北国 ― 2008年08月09日

近所の家の庭に紫陽花が咲いている。
もう8月も半ば・・・・札幌で4年暮らしていても、北国の花の開花時期だけは、僕の中でイメージにズレがある。
僕のイメージでは雨に濡れた紫陽花の花のイメージが強く、その開花は梅雨の時期。徐々に蒸し暑さが増してくる時期に咲く花というイメージなのだ。
神奈川に住んでいた頃、何度か鎌倉の明月院(通称、あじさい寺)へ紫陽花を見に行った。名前に違わず紫陽花が一面に咲いている姿は、歴史ある寺院の庭園に相応しい風情が感じられる。
で、その開花時期は6月から7月のはじめにかけて。ちょうど梅雨の時期の開花だ。だから僕の中では雨と紫陽花はセットのように、強くイメージ作られているからかも知れない。
札幌はこのところ晴天が続いている。
だが今日は吹く風も冷たく、「もう秋風だよ」と、天気予報でなんだか寂しいことを言っていた。
でも確かに夏空と言うよりは秋空。日差しは眩しくジリジリとした熱を感じるけれど、ちょっと日陰に入ると秋がこっそりそこに隠れている(なんだか詩的な表現のような気がする・・・笑)。
そんな快晴の下、咲く紫陽花。
それもまた北国の姿なんだろうなぁと思うのだけど。
もう8月も半ば・・・・札幌で4年暮らしていても、北国の花の開花時期だけは、僕の中でイメージにズレがある。
僕のイメージでは雨に濡れた紫陽花の花のイメージが強く、その開花は梅雨の時期。徐々に蒸し暑さが増してくる時期に咲く花というイメージなのだ。
神奈川に住んでいた頃、何度か鎌倉の明月院(通称、あじさい寺)へ紫陽花を見に行った。名前に違わず紫陽花が一面に咲いている姿は、歴史ある寺院の庭園に相応しい風情が感じられる。
で、その開花時期は6月から7月のはじめにかけて。ちょうど梅雨の時期の開花だ。だから僕の中では雨と紫陽花はセットのように、強くイメージ作られているからかも知れない。
札幌はこのところ晴天が続いている。
だが今日は吹く風も冷たく、「もう秋風だよ」と、天気予報でなんだか寂しいことを言っていた。
でも確かに夏空と言うよりは秋空。日差しは眩しくジリジリとした熱を感じるけれど、ちょっと日陰に入ると秋がこっそりそこに隠れている(なんだか詩的な表現のような気がする・・・笑)。
そんな快晴の下、咲く紫陽花。
それもまた北国の姿なんだろうなぁと思うのだけど。
石狩川の終わるところ ― 2008年08月10日

「この川はどこから始まり、どこで終わるのだろう」
そんなことを子供の頃に考えたことはないだろうか。
あるとき、その川の源がダムであることを知ってガッカリしてみたり、開発されつくした河口の風景を見て、なんとなく裏切られたような気分がしてみたり・・・。
それでも川は面白い。畑の真ん中から湧き出る泉が水源だったり、途中から人間の都合で地下に消えてしまう川もあるけれど、多くの川は山から海へと流れて行く。上流、中流、下流と川の姿も変わり、取り巻く景色も変わる。その変化が僕には面白く感じられる。
(話がズレルが、僕の大学の専攻は「自然地理」、卒論のテーマは「川」。その割には専門的な説明が全然できないけど)
前置きが長くなった。
今回は全国的に長さで3番目(信濃川、利根川の次)、流域面積で2番目(利根川の次)の石狩川の河口を訪れた。
石狩川はゆったりとした流れの川で、雪解け水が多いためか、水量も比較的多い。中下流域は比較的起伏の少ない地形のためか、蛇行を繰り返し、その昔に多くの三日月湖を作った。
比較的直線的で急流が多い日本の河川の中では、珍しくゆったりとしたイメージのある川だ。なんとなく北海道らしい川という気がしないでもない。
石狩川の河口には人口の建造物はまったくない。
2kmくらい手前までは川で生計を立てる漁師の船も川沿いに並んでいるし、民家も建ち並んでいるが、河口付近では車道も途切れ、あたりはまさに原野そのままとなる・・・これだけの大河川の終りが、ここまで「何もない」風景だというのも珍しいかも知れない。
この原野は海浜性の植物(ハマナスとかハマエンドウとか、最近は減少してるけどハマボウフウなど)が多く自生していて「はまなすの丘公園」という自然保護区となっている。
その公園のビジターセンターからは木道を歩き、再び未舗装の車道を歩き、車道が途切れてからは漂流物が堆積した砂山をいくつか超えて「川と海がつながる場所」へたどり着いた。
川を追いかけていたら、唐突に海が現れる感じ。
何の飾り気もなく、何の前振りもない。
流れが緩やかなためか、日本海の波がそのまま川を遡り、それを「いいんでないかい」とばかり、受け入れている。
この感じ、う・・・ん、やっぱり北海道らしい川という気がする。
ふと思い立ち、この風景を見に訪れたのは、これが3度目。
そのたびに「何もないけど、そこがいい」。そんなことを思いながら、気が付くとリフレッシュしているのだ。
そんなことを子供の頃に考えたことはないだろうか。
あるとき、その川の源がダムであることを知ってガッカリしてみたり、開発されつくした河口の風景を見て、なんとなく裏切られたような気分がしてみたり・・・。
それでも川は面白い。畑の真ん中から湧き出る泉が水源だったり、途中から人間の都合で地下に消えてしまう川もあるけれど、多くの川は山から海へと流れて行く。上流、中流、下流と川の姿も変わり、取り巻く景色も変わる。その変化が僕には面白く感じられる。
(話がズレルが、僕の大学の専攻は「自然地理」、卒論のテーマは「川」。その割には専門的な説明が全然できないけど)
前置きが長くなった。
今回は全国的に長さで3番目(信濃川、利根川の次)、流域面積で2番目(利根川の次)の石狩川の河口を訪れた。
石狩川はゆったりとした流れの川で、雪解け水が多いためか、水量も比較的多い。中下流域は比較的起伏の少ない地形のためか、蛇行を繰り返し、その昔に多くの三日月湖を作った。
比較的直線的で急流が多い日本の河川の中では、珍しくゆったりとしたイメージのある川だ。なんとなく北海道らしい川という気がしないでもない。
石狩川の河口には人口の建造物はまったくない。
2kmくらい手前までは川で生計を立てる漁師の船も川沿いに並んでいるし、民家も建ち並んでいるが、河口付近では車道も途切れ、あたりはまさに原野そのままとなる・・・これだけの大河川の終りが、ここまで「何もない」風景だというのも珍しいかも知れない。
この原野は海浜性の植物(ハマナスとかハマエンドウとか、最近は減少してるけどハマボウフウなど)が多く自生していて「はまなすの丘公園」という自然保護区となっている。
その公園のビジターセンターからは木道を歩き、再び未舗装の車道を歩き、車道が途切れてからは漂流物が堆積した砂山をいくつか超えて「川と海がつながる場所」へたどり着いた。
川を追いかけていたら、唐突に海が現れる感じ。
何の飾り気もなく、何の前振りもない。
流れが緩やかなためか、日本海の波がそのまま川を遡り、それを「いいんでないかい」とばかり、受け入れている。
この感じ、う・・・ん、やっぱり北海道らしい川という気がする。
ふと思い立ち、この風景を見に訪れたのは、これが3度目。
そのたびに「何もないけど、そこがいい」。そんなことを思いながら、気が付くとリフレッシュしているのだ。
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