大通公園を歩きながら2011年07月07日


札幌市資料館の裏庭

天気が悪い日や急ぎの日は別として、相変わらず徒歩通勤を続けています。
尿管結石の割れた破片を体の外へ出やすくするために始めた徒歩通勤ですが、少しでもダイエットのためにと、今でも続けているわけです。

ただこの時期札幌も、内地(最近はあまりこの言葉を使いませんが、北海道の人は本州以西を指してこう呼びます)ほどではないにしても気温は高く、やや出勤時間の遅い僕が歩いて時間帯はすでに日は高くなり、じわじわと汗ばんでしまいます。
できるだけ汗を抑えようとゆっくりと歩いてみても、そもそもじっとしていても汗ばむくらいの気温なのですからあまり意味はありません。いっそのこと、ダイエット効果を高めるために積極的に汗を掻くように早足で歩いてみようかとも思いますが、じっとりと湿ったシャツを着たまま仕事を始めるのは、あまりに不快。周りの人にも迷惑を掛けてしまうことになりますので、結局今の時期はゆっくり歩きに徹しています。

さてこんな時期は、できるだけ日差しを遮る木陰を歩きたいということで、大通公園やその両側の街路樹が並ぶ歩道を歩くようにしています。
大通公園の西の外れには、以前も初雪の件で記事にした(この記事です )札幌市資料館がありますが、この裏手は木々が立ち並び、芝生が敷き詰められた場所で、狭いながらも"都会のオアシス"感のある場所です。
通勤途中なのでゆっくりと過ごしたことはありませんが、いくつかあるベンチで優雅に?本を読んでいる人などを見掛けると、ちょっぴりうらやましくなります。

札幌市資料館

札幌市資料館の道路を挟んでの向かい側は大通公園の他の場所とはまた雰囲気が違い、洋風庭園にデザインされた公園になっています。この公園と札幌市資料館の建物を見ていると、ヨーロッパあたりの風景を想像してしまいます。
今この場所には幾種類ものバラが咲いていて、とりわけ洋風イメージを盛り立ててくれている感じがします。
ここでものんびりして行きたいところですが、残念ながら先へ進まねば行けません。
でもこうした風景を目にしながら通勤できるということは、とっても贅沢なことなのかも知れませんね。

バラの花園と札幌市資料館


藻岩山は工事中2011年07月24日

来週あたり大雪山へ行くつもりです。その足慣らしのつもりで今日、このブログでも何度か記事にしている藻岩山を歩いてきました。
自宅から登山口まで頑張れば歩いて行けますが、思い立ったのがすでに昼近い時間なので、路線バスで行くことにしました。
慈啓会病院前でバスを降りると、そこから1時間ほど歩けば山頂です。
登山口には「熊出没注意」の看板。しかも最近の日付が入っていました。
なんでも小熊の姿を見掛けたという通報があり、看板が設置されたようです。
藻岩山で熊出没というのは滅多にないことなので、今日も熊鈴などは持ってきていませんが、歩いている人が多い日中なら心配はいらない・・・と歩き出しました

30分ほど登ると稜線に出ますが、先ほど手ぶらで勢いよく僕を追い越して登って行ったおじさんが、電話をしています。
会話が聞こえてきたのでなんとなく聞いてしまいましたが「気配はないですね。ここは大丈夫だと思います。他も確認しますか?」・・・おそらく市か区に委託されたヒグマの監視員なんでしょうね。ご苦労様です。

展望できないので、みなさん木陰の芝生でお弁当

さて山頂。
藻岩山は今年の12月完了の予定で、現在ロープウェイの架け替え工事中です。併せて頂上のレストハウスも建て直しているため、ベストポジションは立ち入り禁止。そのため山頂まで行ってもちょうど札幌の市街地側の展望が楽しめません。
ハイカーは大勢いましたが、皆さん工事区域の脇の芝生にシートを広げ、弁当を食べています。
仕方がないと思いつつも、藻岩山はファミリーも多いので、子供たちにはちょっと可愛そうですね。できるだけ展望できるスペース部分の工事進捗は早めて、少しでも展望を確保してあげて欲しいかも、なんて思いました。

山頂レストハウスは工事中

展望のない山頂に長居しても仕方がないので、歩き始めます。
帰りは藻岩山から旭山記念公園方面に続く稜線を歩いて、プチ縦走気分を楽しむことにしました。こちらのルートに入れば人の数はグッと減るので、先ほどの「熊出没」がやや気になりますが、比較的開けたルートでしかも陽の高い真昼間は熊も遠慮してくれるでしょう。それに少ないと行っても当然ながら歩く人が皆無というわけではなく、何度も人とすれ違いながら旭山記念公園までたどり着きました。

つい先日夕方に訪れたばかりの旭山記念公園なので、ここでも長居をする気にはならず、早いとこ家に帰ってシャワーを浴びようと、歩き始めました。ここが始発の路線バスも運行されてはいますが、歩いても大した距離ではありません。
山の中からいきなり住宅街へ飛び込む・・・190万人の人が暮らす大都市でありながら自然が身近に感じられる、これが札幌の魅力かもな・・・と、あらためてそんなことを感じながらの道のりでした。

旭山記念公園へのトレイルから藻岩山を振り返る