【映画】 踊る大捜査線 THE MOVIE 32010年08月07日

ここ数年、札幌あたりでも夏の蒸し暑さは、内地なみの日が増えてきました。地球温暖化など環境の変化によるものなんでしょうか。
ところが住宅のほうはそんな環境変化に追いついておらず、賃貸住宅でクーラーが設置されている物件はまだまだ多くはありません。僕の住んでいるところもそう。クーラーが設置できるように天井近くに専用コンセントとホースを通す穴は用意されていますが、設置はされていません。まあ必要でしたらご自分で・・・ってことなんでしょうけど。

さて今日も蒸し暑く、どこか涼しいところにエスケープしようという気持ちになりました。そんなときは映画です。冷房の効いた映画館で映画を見るに限ります。
ちょうど都合が良いことに、いつも利用している映画館のポイントカードが満杯になっていて、1本ただで見ることができます。期限が今月いっぱいなので、今のうちに消化してしまおう!そう思ってJR札幌駅のシネマフロンティア札幌へ向かいました。

今回見た映画は、踊る大捜査線の映画3作目。
メディアミックスでのCM攻勢に少々閉口していたこともあり、映画館に着くまでは気になっていた「インセプション」のほうを見ようと思っていたのですが、時間がマッチせず、こちらを見ることにしました。かなり消極的なきっかけで、踊るシリーズのファンの方には申し訳ない感じですね。

さて映画を見ての感想。
(繰り返してしまいますが、踊るシリーズのファン方には申し訳ない感想ですが、僕の個人的感想ということでお許しを・・・)
見終わっての感想は、いつもながらの踊るシリーズのクオリティという感じ。
ほどほどに笑え、ほどほどにハラハラし、ほどほどに楽しめる。
ドラマ的にはうまくまとまっているので見ていて退屈はしませんし、面白くラストまで見ることができますが、同時に見終わった後の余韻も新鮮味も感じません。
実はこの、安心して最後まで見ることができる「ほどほど感」が、このシリーズが多くの人たちに支持されてる理由なのかもしれないなと、後になってから思いました。
変にストーリーをこねくり回して、小難しいだけで退屈な映画よりは、エンタティンメントとして割り切った映画のほうが見ていて幸せになれますしね。

という訳で、いつもと同じであったことに「まあほどほどに良かったのかも」と思いつつ、映画館を後にしたのでありました。


【TV】 世界一番紀行2010年08月08日

昨日から降り始めた雨は小雨に変わりましたが、蒸し暑さは続いています。こんな日は外へ出て涼しいところで夕方までの時間を過ごすか、昼間からビールを飲んでテレビでも見て過ごすかの選択になります。
で、今日は後者を選択。見る暇がないままどんどんと溜まってしまった録画番組を片付けることにしました。

録画してから時間が経って、タイミングを逸してしまうと面白さが半減してしまう番組もありますが、そうした番組はさわりを視聴して削除。「こりゃ面白い」と思う番組は、腰を落ち着けてじっくりと視聴します。
そんな"じっくり番組"の一つが今日この記事にする「世界一番紀行」(NHK)。
今回見たのは世界で一番北の町、「ロングイヤービエン」という町を訪ねた紀行番組です。
僕は今回この番組で初めて知ったのですが、このロングイヤービエンという町はノルウェーのさらに北、北極圏の中に位置するスヴァールバル諸島という場所に位置する町です。

この町が面白い。
スヴァールバル諸島に位置するこの町はノルウェーに属しているのですが、歴史的な経緯で政治的にも経済的にも実質的にはフリーな町なのです。なんでも1920年に定められた条約により、主権はノルウェーに、でも加盟国の国民なら、ビザ無しでこの島を訪れるのも住むのもまったくのフリーというわけ(ちなみに日本も加盟国らしいので、いつでもこの町に移り住むことができるそうです)。
そのため、人口2000人ほどの町に世界30カ国以上の人が集まって暮らしています。この町に移り住んだその理由は様々で、例えば戦争により、祖国を捨てて移住せざるをなかった人なども・・・。
元々この町が在る場所は、世界でも特別に自然環境が苛酷な場所です。
そんな土地で人種の違う人たちが集まって暮らしているのですから、当然ながら生きて行くためには互いに助け合って行くしかありません。
この番組ではそんな人たちの生活を取材しながら、レポーターが違和感なく住人の中に溶け込んでゆくのが印象的です。
これはレポーターの方(すみません。俳優を本業にされている方のようですが、初めて見た方でして名前を・・・)のキャラによる部分もあるでしょうし、上に書いたような様々な人種や性格の人間にも偏見を持たずに接する町の人々による部分もあるでしょう。

何れにしても数多い紀行番組の中でもテーマがユニークで、しかもじっくりと取材された番組と感じました(まあNHKだからこうした番組が作れるんでしょうが・・・お金も潤沢に掛けらますしね)。


珍味?ルッツ2010年08月09日

先日飲みの席で、「本日のお薦め」ということで、タイトルの「ルッツ」なる海産物が目に留まりました。
「魚でもなく、貝でもないです。食感はホッキ貝に似ているかも」
店員に「ルッツって何?」と尋ねても、いまひとつ答えが曖昧で、全然想像がつきません。ならばものは試しに食べてみようということになり、注文してみました。
味は特徴のない味です。確かに食感はホッキ貝に似ているかもしれませんが、貝類独特の風味は感じません。ほのかな味はありますが、刺身でなかったら素材そのものの味はたぶんわからないでしょう。
まずくはありませんが、旨くもありません。なんだか拍子抜けの気分。
で、今日になってそのことを思い出して、「いったいルッツとはなにもの?」と調べてみました。

調べてみたところ、このルッツの正式名はユムシと言うのだそうですが、北海道でも浜益(石狩市)など、ごく一部の地域でしか「採取」されない(しない?)海産物らしく、しかも普段は海底の砂の中に潜んでいるので網に掛かるようなこともないらしいです。ごく稀に、例えば大時化の後などに浜辺に打ち上げられたルッツを拾い集めて・・・そんなわけで「採取」という表現を使ったのですが・・・そんな時にしかお目にかかれない幻の海産物なのだそうです。
当然ながら市場に一般的に出回るようなものでもなく、そのため僕に限らず北海道で生まれ育ったメンバーも含めて全員が知らなかったというわけ。

ところでこのルッツ、実はミミズやゴカイの仲間なのだそうです。
ちなみにルッツという名前自体、アイヌ語のルッチ("ミミズに似る"の意)が転じた呼び方らしく、最初からそれを知っていたら食べなかったかも(笑)
写真で見てみる限りでは、姿形はなんだかかなりグロテスク。実際に見掛けても、間違いなく食べようと思わないだろうなァ・・・という感じ。

でも韓国などでは生食用として普通に流通しているそうですし、札幌からも比較的近い地域にまだ未知の食材があるなんて・・・・あらためて食文化の奥深さを感じてしまいました。

<石狩市の公式HPのルッツ紹介ページはこちら>


突然の入院生活2010年08月14日

私事ながら(って、そもそもブログの記事は私事ばかりですが)、突然の入院生活を送っていました。
日数はわずか3日間ですが、着の身着のままの状態からいきなりベッドの上の生活へ。入院の準備だけでなく心の準備もできぬまま、あれよあれよの3日間でした。

水曜の朝、背中から脇腹のあたりにいきなり激烈な痛みの症状が現れて、病院へ駆け込みました。
この痛みの原因は「尿管結石」。なんでも痛みの激しい病気の代表格のような病気なんだそうで、しかもその痛みが突然現れるのが特徴。
ご存知の方も多いことと思いますが、病気そのものはごくありふれたもので、激しい痛みの割には病気自体は難しいものでもなく、石さえ体外に排出されれば至って経過も良好な病気なんだそうですね。
でも僕自身は始めての経験でもあり「いったい自分の体に何が起きたんだ?」と言う感じでした。
結石を破砕する手術を受けましたが、まだ破砕した石が排出されていないためか、あるいはどこかに別の石が潜んでいるのか、時々激しい痛みがぶり返していたりして、その都度座薬のお世話になっています。

そんなわけで、なんともさえないお盆を迎えることになってしまいました。
やれやれと言う感じです。

入院顛末記は、またの機会に・・・

帰省中も病院とは縁が切れず2010年08月24日

先週末から帰省しています。
未だ砕いたはずの尿管結石は排出されず、時々襲ってくる激しい痛みと常時わき腹に感じている鈍い痛みに閉口する毎日。
あんまり芳しくない体調ということもあり、猛暑日が続いている関東地方へこの時期の帰省は避けたいところですが、父の入院に絡んでの帰省なので時期をずらすわけにも行きません。
父の手術は昨日無事に終え、後は回復を待つだけでホッと一息ついたところですが、見舞いやら自身の体調やらで遊び歩く気にもなれず、のんびりと実家で過ごしています。

ちなみに父の病気も泌尿器科絡みの病気です。同じ時期に親子揃って泌尿器科のお世話になっているのですから、なんだか変な話です。
入院している病院は結石症では高名な病院なんだそうで、滞在している間についでに僕もこの病院で面倒診てもらおうか・・・なんて半分本気で思ったりもして。

実家のすぐ裏には1kmほども続く桜並木が続いています。
病院までは歩いて行ける距離ですので、できるだけ歩こうと(医者から『できるだけ歩いたほうが良い』と言われたので)、生い茂った桜の葉のおかげで日陰ができて、多少は涼しいこの桜並木を歩くようにしています。ミンミンゼミとジージーゼミが競い合うように盛大に鳴き続けていて、まさに夏らしい夏を感じるシーンです。
そんな中で、写真を1枚。

桜の木

この桜並木の老木が増えてきたためか、ところどころ切り株を残して切り倒されています。
せっかくの桜を切り倒すなんて残念な気もしますが、隣接して民家がびっしりと建てられているので危険を考えると止むを得ないのでしょうね。
ところで切り株。見てみると、どの切り株も桜の花びらにも似たような形をしていました。
なんだかささやかな発見をしたような気が・・・。

切り株