北国の自転車シーズン2008年08月23日

自転車通勤を始めて4か月経った。
雪国の自転車シーズンは"普通だと"11月くらいまでなので、あと2カ月半ほどということになる。
この"普通だと"と書いたのには、二つの意味がある。

一つは「雪が降り始めるから自転車はお休み」ということ。
雪が降り始めると通常の状態では自転車には乗れなくなる。
札幌は早い年で10月末、遅くても11月には初雪が降る。一度でいきなり根雪になるようなことは滅多にないようだが、雪が降り始めるくらいだから相当寒い。そのため自転車に乗るのには、勇気と気力が必要となりはじめる時期なのだ。

そんなわけで「そろそろ自転車を預かりに出そうか・・・」と考え始める。自宅のガレージや室内保管している人にとっては問題ないのだが、僕のように青空駐輪が前提の場合、冬場の自転車の保管方法を考えなくてはならない。
札幌の場合(札幌以外もでそうなのかも知れないが)、自宅に適当な保管場所がない場合、自転車店で「冬季預かり」をしてくれる(通常は有料)。自転車店以外にも、レンタル倉庫や冬場は閉鎖される駐輪所などでも有料だが預かってくれる。
僕は去年、初めて自転車店に預けた(それより前までは折り畳み自転車だったこともあり室内保管していた)。基本整備をお願いしたかったからで、シーズン預かり込みで5000円程度だったと思う。もちろん預けるだけなら、もう少し安い。

話を戻して、もう一つの"普通だと"の意味は、最近は「冬季でも自転車に乗る人が増えてきている」という普通でない状況を見かけることが多くなったからだ。
雪がないわけではない。確かに町の中心部は歩道がロードヒーティングされてたりするので雪は少ないのだが、歩道だけですべての区間を走れるわけではない。
じゃあなぜ増えているのかと言うと、ここ数年で自転車用のスパイクタイヤが急速に普及し、それを履いた自転車が増えてきているようなのだ。
どんなに寒くても、どんなに吹雪いていても(これはさすがに大袈裟だけど)、冬でも自転車に乗りたい人が増えてきているということなんだろうか・・・?でも通常、スパイクタイヤはMTB用などのある程度の太さがあるタイヤなので、ロードバイクなどにそのまま付け替えることはできない・・・つまりは夏はロード、冬はMTBのように2台所有する人も増えているということなのだろう。
もちろんスパイクタイヤと言えど万能ではないし、やはりスリップの危険ははらんでいるので安全運転は必須だが。

まあ寒さに弱い僕は、冬季に自転車に乗ることはないだろうから、それまでの残り2カ月半、北国の自転車シーズンを楽しもうと思っている。