紫陽花が8月に咲く北国2008年08月09日

ガクアジサイの花
近所の家の庭に紫陽花が咲いている。
もう8月も半ば・・・・札幌で4年暮らしていても、北国の花の開花時期だけは、僕の中でイメージにズレがある。
僕のイメージでは雨に濡れた紫陽花の花のイメージが強く、その開花は梅雨の時期。徐々に蒸し暑さが増してくる時期に咲く花というイメージなのだ。

神奈川に住んでいた頃、何度か鎌倉の明月院(通称、あじさい寺)へ紫陽花を見に行った。名前に違わず紫陽花が一面に咲いている姿は、歴史ある寺院の庭園に相応しい風情が感じられる。
で、その開花時期は6月から7月のはじめにかけて。ちょうど梅雨の時期の開花だ。だから僕の中では雨と紫陽花はセットのように、強くイメージ作られているからかも知れない。

札幌はこのところ晴天が続いている。
だが今日は吹く風も冷たく、「もう秋風だよ」と、天気予報でなんだか寂しいことを言っていた。
でも確かに夏空と言うよりは秋空。日差しは眩しくジリジリとした熱を感じるけれど、ちょっと日陰に入ると秋がこっそりそこに隠れている(なんだか詩的な表現のような気がする・・・笑)。

そんな快晴の下、咲く紫陽花。
それもまた北国の姿なんだろうなぁと思うのだけど。