箱根金時山を歩く ― 2013年09月23日
三連休と三連休を繋いで遅い夏休みを取り、例によって実家に帰省していました。
台風による天候不良が続いたこと、何かと予定が詰まっていたことなどで、今回の帰省中のトレッキングは無理かな?と思っていましたが、ギリギリ札幌へ戻る前日(21日)に行くことができました。
向かったのは僕にとってはかなりお久しぶりの箱根金時山。最近の帰省時に、毎回山に同行してくれるようになった本職?は自転車乗りのNさんと一緒です。この金時山を選んだのも、Nさんのリクエストがあってのことでした。
金時山ですが、もうかれこれ10年以上は訪れていません。今まで登った時期も、晩秋から冬に掛けての時期ばかりでしたので、この時期に登るのは初めてだと思います。
今回は少々遠方と言うこともあり、御殿場駅の高速バスTで、僕が新宿からバスに乗車してきたNさんと合流するという予定でした。こりゃ効率的で無駄がない、なかなか良いプラン・・・と思っていましたが、考えてみたら三連休の初日です。下りの東名高速は大渋滞。渋滞に縁遠い札幌に長らく暮らしている内に、すっかり渋滞のことなんて頭に浮かばなくくなっていました。こりゃ完全に計算ミスです。
定刻に遅れること1時間40分で、なんとか予定のバスが到着、無事にNさんと合流することができましたが、
電車の関係で早めに御殿場駅に着いていたこともあり、駅周辺で2時間半くらい過ごしていたため、なんだか山に登る前からバテテしまいました(笑)
さて金時山。金時山へのルートは色々とありますが、今回のルートは乙女峠登山口から乙女峠を経て金時山に向かうなルートです。金時山からは仙石原方面へ下り、一風呂浴びてビールをグイグイと・・・というプラン。
以下、その行程を写真を交えて・・・と書こうと思いましたが、実はスタートが遅れたことで少しでも時間を挽回しようと途中の休憩も少なく、のんびり歩くこともなかったので、今回はほとんど写真を撮っていません。
<乙女峠付近から富士山>
台風による天候不良が続いたこと、何かと予定が詰まっていたことなどで、今回の帰省中のトレッキングは無理かな?と思っていましたが、ギリギリ札幌へ戻る前日(21日)に行くことができました。
向かったのは僕にとってはかなりお久しぶりの箱根金時山。最近の帰省時に、毎回山に同行してくれるようになった本職?は自転車乗りのNさんと一緒です。この金時山を選んだのも、Nさんのリクエストがあってのことでした。
金時山ですが、もうかれこれ10年以上は訪れていません。今まで登った時期も、晩秋から冬に掛けての時期ばかりでしたので、この時期に登るのは初めてだと思います。
今回は少々遠方と言うこともあり、御殿場駅の高速バスTで、僕が新宿からバスに乗車してきたNさんと合流するという予定でした。こりゃ効率的で無駄がない、なかなか良いプラン・・・と思っていましたが、考えてみたら三連休の初日です。下りの東名高速は大渋滞。渋滞に縁遠い札幌に長らく暮らしている内に、すっかり渋滞のことなんて頭に浮かばなくくなっていました。こりゃ完全に計算ミスです。
定刻に遅れること1時間40分で、なんとか予定のバスが到着、無事にNさんと合流することができましたが、
電車の関係で早めに御殿場駅に着いていたこともあり、駅周辺で2時間半くらい過ごしていたため、なんだか山に登る前からバテテしまいました(笑)
さて金時山。金時山へのルートは色々とありますが、今回のルートは乙女峠登山口から乙女峠を経て金時山に向かうなルートです。金時山からは仙石原方面へ下り、一風呂浴びてビールをグイグイと・・・というプラン。
以下、その行程を写真を交えて・・・と書こうと思いましたが、実はスタートが遅れたことで少しでも時間を挽回しようと途中の休憩も少なく、のんびり歩くこともなかったので、今回はほとんど写真を撮っていません。
<乙女峠付近から富士山>

夏の富士山よりも、やっぱり秋や冬の方が絵になるかも。もう昼近い時間なのでもやっているし・・・
<仙石原から金時山>

一番高いピークが金時山の山頂です。
山頂は人でごった返していました。ちなみにこんな感じ・・・。

下山してみたら、1時間40分のスタートの遅れを挽回するどころか、予定よりも早く下山できていました。
頑張って歩いたから・・・と、自画自賛したいところですが、休憩時間を短くしたこともありますが、そもそもが通常のコースタイムよりもかなり余裕を見た計画だったからなんですが。
仙石原に下りてからは日帰り入浴施設(「南甫園」という温泉。つい最近、テレ東の旅番組で見て知っていたので)で一風呂浴び、「どこかでビールでも・・・」と思ったのですが、残念ながらどこも「準備中」の時間帯に突入・・・やむを得ず、御殿場駅まで移動し、手近な蕎麦屋で打ち上げの乾杯です。
なんだか大した時間歩いていないんですけどね、山を下りてからはなんだかヘロヘロ感がずっと続いていて、あまりビールが進みません。少々頑張り過ぎたのかな?
結局早々に打ち上げを切り上げ、ここから高速バスで帰るNさんとお別れし、僕はヘロヘロ感を引きずったま小田急のロマンスカーで帰途についたのでありました。
箱根強羅にて ― 2013年04月30日

家族旅行で箱根の強羅で1泊してきました。
年配の両親が一緒なので、静かで落ち着ける宿を選択。強羅駅から少しだけ離れていますが、その分だけ静かさと温泉の良さを堪能できる宿でした。
宿の名前は「四季の湯 強羅静雲荘」。
この宿、文部科学省の共済組合の施設なんですが、文科省に関係ない一般の人でも利用可能です。
いわゆる「保養荘」とか「公共の宿」のたぐいですから「あんまり期待はできないかな?」と思いつつも、口コミを見てみるとこれがどうしてなかなか評判。特に風呂をホメている人が多いようです。
ゴールデンウイークの時期に利用するには十分リーズナブルな料金設定ですし、食事も豪勢な感じではないようですが、質素すぎるわけでもなく、十分満足できそう。
と言う感じで決めた宿でした。

さてさて泊まっての感想。まずは評判の温泉です。
浴室内は消して立派なわけでも広いわけではありません。内湯が一つとデッキ状のテラスに造られた露天風呂が一つと比較的こじんまりとしています。
しかしこの風呂がイイ!
今時少なくなった源泉掛け流しで加水なしのにごり湯。浴槽には湯の花が厚く沈殿していて、まさに混じりっ気なしの"本物の温泉"です。
ただその分だけ湯温も高く、水で薄めたい衝動に駆られてしまいましたが・・・他のお客さんも我慢して浸かっていたので僕もまた我慢。幸い露天風呂の方は、冷たい風のせいでか湯温も抑え気味で、この素晴らしい温泉を堪能することができました。
もう一つ印象的だったのは、早朝の鳥のさえずり。
薄らと陽が上り始めるころからウグイスを始めとした鳥たちの声が聞こえてきました。
最初は「スピーカーで鳴らしているのか?」なんて思いつつ、窓の外の森を見てみると、木々を飛び交う鳥の姿が見えました。
朝の目覚めの音としては最高のシチュエーションです。
陽が完全に上ると鳥たちもどこかへ飛び立ち、再び静寂が・・・。
遊戯施設はほぼ皆無で、小さなお子さん連れのお客には少々物足りないかも知れませんが、とにかく静かでのんびりと温泉を楽しみ寛ぎたい、そんなニーズにはピッタリの宿でした。
ところでこの宿の隣には「千代田荘」という宿があります。こちらもまた名前の通り、東京都の千代田区が運営する公共の宿です。
口コミを見た限りでは、こちらもなかなかの評判。特に食事に対する評価が高かったような・・・
次の機会には、今度はこちらの宿にも泊まってみたいと思います。
大混雑の大山詣 ― 2013年04月28日

ゴールデンウイークは例によって実家に帰省。
で、このタイミングで友人と二人、丹沢山塊の東に張り出した大山(1,252m)を歩いてきました。
一緒に行ったのは、自転車乗りのNさん。
過去何年にもわたる洗脳が功を奏したのか(笑)、最近では山歩きにも興味を示してくれるようになりました。あと数年説得を続ければ、ひょっとすると北アルプス3泊4日なんて計画にもノッてくれるかもしれません。
と思いつつも、一緒に山へ行くのは今回が3回目。いきなりステップアップし過ぎると、また自転車に専念されてしまうかもしれませんので、ここは慎重に(笑)・・・。
と言うわけで、今回は大山となった次第。
大山は地元の小学生が高学年になると遠足で登る定番の山で、標高の割には登山口から比較的短時間で山頂に立てる、人気の山です。
ルートもまた、大山ケーブルカー方面から登るメインのルート以外にもいくつかあり、その時々でルートを変えて楽しめる山だと思います。
で、今回は秦野市のヤビツ峠までバスで行き、イダツミ尾根から山頂へ、下りはメインルートの本坂を降りてくるというプラン。
僕もそうなのですが、同行のNさんもまた、同じルートのピストンを好まないタイプなんです。スポーツ的な感じよりもトリップ的なんでしょうね。

ヤビツ峠へ向かうバスもそうでしたが、大山山頂も人でごった返していました。
僕が大山を登る時期は冬~春先くらいの時期がほとんどだったので(冬の方が遠望が効きますし、人も少ないですしね)、この人の多さには驚かされました。
下山後は、バスで小田急伊勢原駅へ向かい、一駅隣の鶴巻温泉は「弘法の里湯」で一風呂浴びることにしました。この鶴巻温泉、以前も何かの記事で書きましたが、カルシウムイオンの含有量が世界一なのだとか。
この弘法の里湯はいわゆる「立ち寄り湯」なのですが、その分だけ訪れる人も多いのでしょうか、あまりに人が多くて入浴規制中・・・まあゴールデンウイークは、どこもこんなものなんでしょうけどね。
と言うわけで、下界の温泉まで大混雑の大山詣でした。
ピパの湯ゆ~りん館(美唄市) ― 2013年02月10日

札幌から旭川方面へ、各駅停車の列車でおよそ1時間半(途中の岩見沢駅で列車の乗り換え)のところに美唄市という町があります。美唄と書いて「びばい」。美しい唄だなんて、良い名前です。
今回はこの美唄のピパの湯・ゆ~りん館という温泉の話。
この「ゆ~りん館」ですが、以前から名前は知っていましたがなかなか訪れる機会がありませんでした。今回も特に深い理由はなく、どこか温泉へ行こうと思い立ち、「明日も休みだし、せっかくだからちょっとだけ遠出をしようか」と考え思いつきました。
札幌近郊の温泉は大体行き尽くしてしまったので、初めてのところならば良い気分転換になりそうだな・・・という感じです。
札幌から岩見沢までは快速いしかりライナー。ここで15分ほど待ち合わせて、滝川行きの列車に乗り換えます。岩見沢から美唄までは15分ほど。美唄からは「市民バス」という名前のコミュニティバスに乗り換えて、ゆ~りん館へ。
自宅を出てからここまで、なんだかんだで3時間ですから、これだけでもかなり遠くへ来た気分。
市民バスは最短ルートで一直線に、ポイントなる施設に向かったりはしません。行ったり来たりクネクネと市内を走り回ります。なじみがそれほどない町だけに、旅気分も感じられ、これはこれでなかなか楽しめます。
札幌も今年は雪が多いですが、こちらもそれに輪を掛けて雪が多いようです。平屋建ての団地などは屋根から落ちた雪が屋根と同じくらいの高さまで積み上がっています。
さて30分弱で、ゆ~りん館に到着。かなり以前のことですが雪のない季節にこの近くから駅まで歩いたことがありますが、その時のおぼろげな記憶では、歩いても30分くらいだったような・・・。もっとも今の季節は雪の中を歩かなくて良いだけでも、こうしたバスは有り難い存在です。
ゆ~りん館は、宿泊施設も備えた立派な施設で、ロビーも外光を広く取りれて明るい印象でした。温泉設備等の細かい説明はHP等を検索してもらった方が、より的確で解りやすいと思うので省略しますが、一つだけ。
ここのウリは「青の洞窟温泉」と言う名前の露天風呂。あのイタリアのカプリ島の「青の洞窟」をイメージして作られた露天風呂で、夜には「青い光」でライトアップされて、なかなか楽しめる演出のようです。ゆ~りん館は小高い場所に建っていますので、明かりの量はやや寂しいかも知れませんが、美唄の夜景も楽しめそうです。今回は昼でしたので、ライトアップされた青の洞窟温泉は次回にお預けでしたが。
もう一つ屋根がない露天風呂もありましたが、幸い雪も降っていなかったので、僕はそちらの湯にゆっくりとつかって過ごしていました。

美唄は最近少しずつ知られるようになってきた、「美唄やきとり」の発祥の地。普通の焼き鳥と何が違うかと言うと、鶏のいくつもの部位(鳥モツ)が1本の串になっている点が特徴。タレでもいいですが、個人的には塩がお奨め。
で、美唄駅に戻ったら「この"美唄やきとり"で一杯やってから帰ろうか」と思っていたのですが、想定していたよりも随分早く美唄駅に戻ってきてしまいました。
飲み始めるにはなんだか中途半端な時間です。まあ札幌市内にも美唄やきとりを食べさせてくれる店は何軒もありますので、「絶対ここで食べたい!」と言うほどの思い入れもありません。と言うわけで、今回はまっすぐ帰ることに・・・。
なんだか滞在時間よりも往復の時間の方が遥かに長い温泉行となってしまいましたが、これもまたよし。十分楽しめた日帰り温泉旅でした。
<おまけの1枚>
札幌~美唄の途中、岩見沢駅のホームでの1枚。
僕も一度だけ観戦に行ったことがありますが、かつては岩見沢競馬場でもばんえい競馬が開催されていました。残念ながら、今は帯広開催のみになってしまいましたが、そんなばんえい競馬のモニュメントが、駅のホームに残されています。
札幌~美唄の途中、岩見沢駅のホームでの1枚。
僕も一度だけ観戦に行ったことがありますが、かつては岩見沢競馬場でもばんえい競馬が開催されていました。残念ながら、今は帯広開催のみになってしまいましたが、そんなばんえい競馬のモニュメントが、駅のホームに残されています。

北湯沢温泉 ― 2013年01月28日
先週末は、会社の同僚と二人で「北湯沢」という温泉地へ1泊してきました。
泊まった宿は「北湯沢名水亭」という大きな旅館です。
泊まった宿は「北湯沢名水亭」という大きな旅館です。

「北湯沢」という地名ですが、道外の人にはピンと来ないかも知れませんね。全国のあちこちに「湯沢」と名前の付いた温泉地がありますしね(例えば首都圏の人だとすぐに思いつくのは「越後湯沢」あたりでしょう)。確かに、温泉地の環境や景観を想像しやすい温泉地名という気がします。
この北湯沢温泉ですが、旅館業大手の野口観光という会社がTV-CMをガンガン流していることもあって、道民にとっては結構馴染みのある名前だとは思いますが、温泉自体はその会社の系列の大旅館が3軒ある他は、小さな旅館が数軒あるだけのこじんまりとした場所ですから「名前は知っているけれど行ったことはない」と言う人も多いかも知れません。
僕にしても今回が初めてで、旅行サイト「じゃらん」の溜まっていたポイントの期限が1月末で、「このまま失効するのはもったいないから、どこか行ったことがないところに行こうか」ということがきっかけでした。
さて北湯沢。
とにかく静かな山間の温泉地でした。公共交通が便利とは言えない場所です。
でも今回は札幌駅発着の無料送迎バスでの往復でした。さすがは、大旅館です。
札幌駅から6台の送迎バスを仕立てて出発です。
じゃらんポイント分での値引きや早期割引やらで、一人1泊2食で7,000円程度。しかも無料送迎・・・この格安感は破格と言う気がします。
宣伝のつもりはありませんが、野口観光の系列旅館は、この北湯沢以外にも、登別や洞爺湖、函館湯の川、層雲峡など各所にありますが、そのどこもが札幌駅からのバス送迎があります。札幌から函館とか、層雲峡なんてかなりの距離ですから、利用しない手はないという気にさせられます。
今回の北湯沢にしても、公共交通機関で行こうと考えたら、往復するだけで宿泊費くらい掛かってしまうかもしれません。
そう考えると、「もうちょっとサービスのレベルをあげて欲しいなぁ」とか、「どうも宿の個性が感じられないなぁ。特に風呂とか。ただ大きいだけじゃねぇ」などと文句を言ってはいけないという気にもなってしまいます(つまりは泊まっていた間は、結構不満を言っていたわけです)。

確かに内風呂の数も多く、露天風呂も大きいのですが、特徴はただそれだけで、いわゆる温泉の風情に欠けている感じがします。風情だけでなく、あきらかに利用者視点に立っていない設備・レイアウトと感じる部分もあります。
系列旅館間を巡回する連絡バスで、すべての風呂が利用できるなどの特徴的なサービスもあるのですが、例えばその内の名水亭と第二名水亭などは、まるでクローンのような作りで、わざわざ二館の温泉を"はしご"する魅力に欠けているとも感じました。
温泉だけでなく、夕食にしても、サービス係の人員があまりにも少なすぎ、何度も声を掛けないとビールの一本ですらなかなか注文できない有様(外国人従業員の活用を否定するわけではありませんが、注文を取り違えるどころか、注文を受けたことを忘れてしまうなんてのは論外です)。
その点、昨年12月に登別温泉の有名老舗旅館へ宿泊しましたが、システム的には今回とほぼ同じ形でありながら、そのあたりサービスの充実度に関してはあきらかに違っていました。
ただ上にも書いた通りに、圧倒的なコストパフォーマンスを考えると「まっ、いいかぁ~。安いからねェ~」となってしまうわけです。なんせ、宿泊費はその登別の宿の半額ですからねぇ・・・(登別の時はそもそも一人でしたので、少し割高でしたが)。
思うに、グループとか宴会旅行、あるいは家族連れ(温泉のプールあるし)などなら、お奨めできるかも。逆に一人でまったりとした時間を過ごしたいような場合には、僕自身は別の選択をすると思います。
と言うわけで、誉めているのか、くさしているのか、なんだかわからない記事になってしまいましたが、そんな印象を感じた今回の温泉旅行でありました。
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