なんちゃって登山部で円山2013年09月29日

札幌に戻ってきて一週間。また山歩きです。
と言っても、我が家から登山口まで歩いて20分足らずの円山と言う標高200mほどの山です。
このブログでも何度か記事にしていますが、山の周りをグルリと住宅街に囲まれていて、それだけ聞くと里山的なところをイメージしてしまいますが、実は原生林がそのまま保護されてきたため、驚くような巨木も見掛けることができる、自然の魅力あふれる山なのです。

きっかけはひょんなことから。
我が家の近所に僕が足しげく通う居酒屋があります。週3回くらいは通っているでしょうか。
旨い肴と新鮮な魚を、とっても低料金で食べさせてくれる・・・そんな居酒屋が比較的多いと言える札幌ですが、さらにその上を行く魅力的なお店です。
これ以上常連を増やしたくない気持ちもありますので・・・だって常連が増えすぎて僕の居場所がなくなったら困るじゃないですか(笑)・・・一度だけ店の名前を紹介しておきましょうか。お店の名前は「百善」。詳細は省略。
興味が湧いた方にはネットでググッて頂くことにして話を本題に戻すと、その居酒屋でいつものごとく常連客同士で軽口を飛ばし合っていたところ、ひょんなノリから「皆で円山登りに行こう!」という話がまとまってしまいました。
店の大将と、僕も含めた4人の登山部(と本当に呼べるかは別として・・・ね)が発足です。

そんなわけで日曜日。
朝8時に店の前に集合して、いざ出発!・・・と言っても、店の前に集合してそこからダラダラと歩いて行くわけですが。なんともお手軽な登山です。
登山口から山頂までは30分。
登る前は「楽勝だよねぇ~。サンダルで登れるんじゃないの?」なんて軽口を叩いていた一部のメンバーも、ルートの傾斜が増すに連れ段々と無口に。僕にしても、「先週金時山に登ったばかりだから余裕だぁ」と内心密かに思っていたのですが、どうしてどうして、結構息がはずみます。
それでも所詮は30分の行程です。一汗掻いたらまもなく山頂です。

この円山の山頂からの眺め、これが文句なく良いのです。
途中想像以上に深い樹林帯を抜けて来ただけに、南東方面に開けた山頂からの札幌の眺めが、より素敵に感じられるのでしょうね。
実は今回のメンバーの中では僕ともう一人のAさんしか円山に登ったことがないのです。
そのAさんはバリバリのアウドアズマン(だって、真冬に窓を全開にして寝袋で寝たりするような人ですから・・・笑)なので当然として、こんな近所に住んでいても意外とキッカケがないと登らないものなんですねぇ。
そんな初めてのメンバーもこの山頂からの眺めがいたく気に入ったらしく、すでに「次はどこへ登ろうか」なんて話をしています。さっきまでは極端に無口だったのにねぇ(笑)
いつの間にか「目標はヒマラヤだよね、やっぱり」といつもの軽口が飛び交い始めています。

この後、登りとは違うルートを通って円山動物園へと下り、ほとんどのお客が家族連れと言う中、浮き上がった5人のおじさんたちは1時間ほど園内をウロウロして過ごしたのでありました。

<円山動物園にて>
円山動物園のサル園
今回もいつもの通りカメラを持っ行きましたが、なぜか山頂からの写真が1枚もなく、撮っていたのは動物園の写真ばかり。
写真が1枚もないのも寂しいので、何かをじっと見つめている哲学者風のサルにご登場いただきました。