【映画】 SPEC ~天~2012年04月18日

年度替わりで忙しかったからというわけではありませんが、しばらく間が空いてしまいました。
一度間隔が空いてしまうと、少々億劫になってしまうものなんですよね。
ようやく札幌も市街地の雪はほとんどなくなり、日中の気温も10℃まで上がってきて、「ようやく春が来たねェ」という気持ちでいます。
そうなるとどこかへ出掛けたくなり、それに連れて、このブログの記事にしたくなるようなネタも生まれてきます。
と言うわけで、まず今日は最近見た映画の感想などを簡単に。


<劇場版 SPEC ~天~>

公開翌日に見に行ったのがこの映画です。
TBS系の連続ドラマで人気となり、最近の傾向にならって映画化されたものです。
実はこのシリーズのだいぶ以前に、同じTBS系ドラマで「ケイゾク」という刑事ドラマがありました。
そのドラマがヒットしたのかは記憶にないのですが、かなり個性的なドラマで印象に強く残っていました。で、このSPECの「主要スタッフが同じ」ということだけで、ドラマ放映前から楽しみにしていたのです。

さてこの映画、ドラマ放映時の前提知識がないと、かなり入り組んだストーリーと人物の相関関係など、「なんのこっちゃい!」と面白さが感じられない映画かもしれません。でもそこは新作の2時間スペシャルドラマ(SPEC~翔~/警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿・・・・って、えらい長いタイトルだな)を、公開に合わせてTV放映することで、多少はフォローしている感じかも。
このSPECシリーズですが、その映像の「斬新さ」とストーリーの「奇想天外さ」という独特の世界観が構成されています。そのため、見る人によってかなり好き嫌いが別れる映画という気もします。
でも僕は好きなんですね、こんな不思議感のある設定。
ドラマ放映時から「いくらなんでもちょっとやり過ぎ」と、現実離れしすぎな感もしていましたが、"完全なフィクション"、"有り得ないな無茶な設定"という辺りを承知の上で、面白いのです。

エンディングは明らかに次回作を予感させる終わり方でした。
この映画の「天」。これは起承転結の「転」をもじったのでしょうね。上に書いたスペシャルドラマは「翔」でしたし。起承転結の各文字をうまく別の文字に当てはめている感じ。
そう考えると、おそらく予定されているであろう次回作「結」(たぶん文字は違う文字が当てられるでしょうけど・・・"血"ってのは嫌だな・・・"訣"あたりがいいかも?)をもって、このシリーズが完結なのだろうと推測しています。

【映画】 バトルシップ2012年04月20日

なんでもユニバーサル映画の百周年を記念して作られた超大作なのだそうです。
確かにVFX満載でスケールも大きく、「金掛かってんなぁ~」と感じる映画でした。
イントロのシーンがやや長過ぎて、やや退屈を覚え始めた辺りから本筋に突入。後はエンディングまで一直線に怒涛の勢いで突っ走る・・・見事に退屈する暇はありませんでした。

"エイリアンと地球人との戦い"という、よく目にする設定ではありますが、そのエリアンとの戦いが「戦艦」で行われるあたりが新しいかも。
クライマックスでは「少々無理な設定だな」とも思いましたが、エンターティンメント大作なのですから、なんでもOK、許しましょう!ってな感じ・・・。
自衛隊の艦長役で浅野忠信さんが重要な役どころで助演しているあたりも、個人的には嬉しかったです。「とりあえず出演しています」レベルではなく、準主役級ですから。

そうそう、エンディングロールが長かったためか途中で席を立ってしまった観客が多かったのですが、実はエンディングロールの後に、数分間のシーンがあります。
これから映画を見る方は、館内が明るくなるまでジッと我慢することをお勧めします。


これもJALの新サービス?2012年04月29日


新旧デザインのJALの機体・・・やっぱり鶴丸マークが似合うかな?

昨日の夜から神奈川県の実家で過ごしています。
昨日はゴールデンウイークの初日ということで、さぞかし空港も混雑していることだろう・・・そう思っていたのですが、新千歳空港は特に混雑している感じもなく、いつもと変わらぬ雰囲気でした。
保安検査場も検査場を抜けた待合ロビーも拍子抜けするくらいに静かでした。もしかしたら移動する人は午前中に移動してしまったからかも知れませんが。

今回はJAL便の利用でした。
貯まっているマイレージを消化しようと、今回は無料の特典航空券を手配済みです。
普通席で予約を入れていたのですが、「クラスJ」というJAL独自のグレードアップ席に空席があるとのアナウンスがあったので、差額の1,000円を払ってアップグレードしてもらうことにしました。
僕はJALを利用する際、空席があれば大抵の場合アップグレードをお願いしています。国内線の短い搭乗時間ですが、座席の前後に余裕があり、シートの幅も広いクラスJのシートはなかなか快適で、それを1,000円の追加料金で利用できることを個人的に満足度が高いと感じているからです。
今回は手荷物を預けていますのでメリットとは言えませんが、クラスJの座席は出入り口のドアに近い位置に席が割り当てられていますので(さらに上位のファーストクラスが設定されている便の場合は、その後ろになってしまいますが)、到着後に素早く機外に出て行動できることも魅力です。

さてここから本題。
「クラスJ」を利用したからと言って格別ステータスが上がるわけでもなく、航空会社が設定した条件を満たした上級会員でもなく、ファーストクラスの顧客でもないために、上に書いたような実利的なメリットを除けば特別なことはありません。以前は茶菓子みたいなものを特別に頂いた記憶がありますが、すでにそうしたサービスもしていません。まあ考えてみりゃ、1,000円の追加料金程度じゃ多少の"ゆったりシート"を利用できるだけで、あっさり相殺されちゃうよなぁ・・・。
・・・と、今まではそう思っていたのですが、今回はCAさんが座席まで来てくれて「○○様(僕の名字です)、いつもご搭乗いただきありがとうございます。何かございましたらなんなりとお申し付けください」ってな感じで、ご挨拶をしてくれました。
上に書いた上級会員や上級利用客に対してはそうした挨拶があることは知っていましたが、平会員の僕なんぞ、挨拶されるのなんて初めての経験です。
もちろん、そんな挨拶をされて気分が悪いはずはなく、ささやかでも嬉しい気分になるものです。
これって、"新生JAL"の新しいサービスなのかな?・・・なんて、そんなことを思ったエピソードでした。


<5月6日 追記>

帰りもクラスJに空席があったので、利用しましたが、帰りの便ではそんな挨拶はありませんでした。
察するに、これって行きの便のCAさんの試みなんでしょうね。
新しいサービスを創出して制度化して行くことももちろん重要ですが、それ以上にCAさん個人の自らの発想(かどうかは知りませんが)で、少しでも"顧客満足度向上"に繋げたいと前向きに行っていることだとしたら(これも実際のところはわかりませんが)、より一層意味深く、応援したい気持ちにもなってしまいます。