晩秋の洞爺湖へ(3)湖編2011年11月27日

前回の(2)有珠山編からの続きです。

湖畔からの中島

洞爺湖温泉の観光名所の一番の目玉と言えば、やはり洞爺湖でしょう。
(2)有珠山編でもちょいとばかり触れたように、この洞爺湖もまた火山がくれた恵みの一つと言えるかもしれません。洞爺湖は火山が作った窪地に水が貯まってできたカルデラ湖ですから。
洞爺湖は、その北限は少しばかり北東に位置する支笏湖に譲りますが、冬でも凍らない---不凍湖として知られる湖です。余談ですが、寒い寒い北海道なのに、冬でも凍らない理由はわかりますか?これはその「大きさと深さ」に依るのだそうです。つまりは貯水量が多いために凍らないんですね。
さてこの洞爺湖ですが、ちょうど湖の中心くらいに中島と呼ばれる島があります。この島の存在が、洞爺湖の景観が個性的にしているような気がします。帰りのバスまではかなり時間がありましたので、せっかくだからこの中島まで行って戻ってくる湖上遊覧船に乗船しようと思い立ちました。

以下、写真を中心に。

【遊覧船】
上にも書いた通り、遊覧船は中島まで行き、小さな小島の間の水路を抜けて引き返してきます。
中島には森林博物館があり、夏場は下船して見学ができるのだそうですが、11月から冬季期間となり、残念ながら下船できず、島に上陸もできません。残念ですが「今度は夏シーズンに来て上陸するぞ」と、次回再訪へのキッカケになるかもしれません。やや負け惜しみ感が漂いますが(笑)
湖上遊覧船

【遊覧船からの眺め】
島影が湖面に映り、なかなか美しい風景です。
紅葉はほとんど終わっていますが、紅葉の最盛期にくればさらに美しい風景が楽しめそうな気がします。
遊覧船から中島を


湖から温泉街を望みます。こうしてみると湖畔には大きな旅館が随分立ち並んでいますね。
湖面に映る影は、前日に登った有珠山の影です。
洞爺湖温泉街

というわけで、今回の洞爺湖への旅についてはこれにて終了です。
かつては北海道内で一、二を争う人気の観光地だったことを考えると、やや寂しい印象を感じた今回の旅行でしたが、
あらためてゆっくりと洞爺湖温泉と周辺観光地を廻ってみると、観光地としての魅力にあふれた場所だと再認識しました。これは泊まった宿の雰囲気の良さもプラスに働いているのだと思います。
また機会を捉えて、再訪しようと思っています。