新緑の円山を歩く2009年05月30日

円山山頂からの展望
ふと思いたって、里山歩き気分で円山(225.4m)へとでかけた。
以前も何かの記事で書いたことがあったことと思うが、藻岩山が"札幌市民の山"だとしたら、この円山、まさに"札幌市民の里山"的存在。
以前も何かの折に成り行きで登山道を歩き始めたら、山頂に小さな子供たちがたくさんいて驚いたことがある。
ゆっくり、のんびり歩いても登山口から山頂までは30分も掛からない。その意味では普段着で、初心者でも気軽に登れる山だ。
もちろん自然の中に入るのだから"絶対に危険はない"などと言うつもりはないし、のどを潤せるように、ペットボトルの1本くらいは持って登りたい。

心肺機能や筋力を鍛えるためなど、トレーニングのつもりなら息を切らして掛け上がるのもアリとは思うが、こうした山を歩くときはせっかくだからのんびり新緑を楽しみながら、普段街中を歩く時よりもさらにゆったりとしたスピードで歩きたいと思う。
そう思いながらキラキラと光る新緑や時々現れるリスの姿を目で追いかけながら山頂へと向かう。

山頂からの眺めはなかなかよい。
今住んでいる住居から山頂が見えているので、山頂から住居を見つけるのは簡単だろう・・・そう思ったが、すぐには見つけられない。ようやく近隣の見覚えのある建物を見つけることができたが、残念ながら僕のところは樹林の陰になっていて山頂から見ることはできないということがわかった。
それにしてもマンションが多い。同じような高さの同じような感じのマンションがあまりにたくさん建ち並び、そのためすぐには判別できなかったのだ。
古くからこの界隈で暮らす住人たちの中には、どんどんとマンションが建てられて、以前の落ち着いた街並みが変ってゆくことを残念に思う人も多いと聞いたことがある。
"町は生き物"とはよく言われるが、そうした古くからの住人の思いも大切にして、町が変わって行けたら良いのだろうけど・・・。

しばらく展望を楽しんでから、来た道を引き返すことにした。
帰りもまた、ゆっくり、のんびりと。