大混雑の大山詣 ― 2013年04月28日

ゴールデンウイークは例によって実家に帰省。
で、このタイミングで友人と二人、丹沢山塊の東に張り出した大山(1,252m)を歩いてきました。
一緒に行ったのは、自転車乗りのNさん。
過去何年にもわたる洗脳が功を奏したのか(笑)、最近では山歩きにも興味を示してくれるようになりました。あと数年説得を続ければ、ひょっとすると北アルプス3泊4日なんて計画にもノッてくれるかもしれません。
と思いつつも、一緒に山へ行くのは今回が3回目。いきなりステップアップし過ぎると、また自転車に専念されてしまうかもしれませんので、ここは慎重に(笑)・・・。
と言うわけで、今回は大山となった次第。
大山は地元の小学生が高学年になると遠足で登る定番の山で、標高の割には登山口から比較的短時間で山頂に立てる、人気の山です。
ルートもまた、大山ケーブルカー方面から登るメインのルート以外にもいくつかあり、その時々でルートを変えて楽しめる山だと思います。
で、今回は秦野市のヤビツ峠までバスで行き、イダツミ尾根から山頂へ、下りはメインルートの本坂を降りてくるというプラン。
僕もそうなのですが、同行のNさんもまた、同じルートのピストンを好まないタイプなんです。スポーツ的な感じよりもトリップ的なんでしょうね。

ヤビツ峠へ向かうバスもそうでしたが、大山山頂も人でごった返していました。
僕が大山を登る時期は冬~春先くらいの時期がほとんどだったので(冬の方が遠望が効きますし、人も少ないですしね)、この人の多さには驚かされました。
下山後は、バスで小田急伊勢原駅へ向かい、一駅隣の鶴巻温泉は「弘法の里湯」で一風呂浴びることにしました。この鶴巻温泉、以前も何かの記事で書きましたが、カルシウムイオンの含有量が世界一なのだとか。
この弘法の里湯はいわゆる「立ち寄り湯」なのですが、その分だけ訪れる人も多いのでしょうか、あまりに人が多くて入浴規制中・・・まあゴールデンウイークは、どこもこんなものなんでしょうけどね。
と言うわけで、下界の温泉まで大混雑の大山詣でした。
箱根強羅にて ― 2013年04月30日

家族旅行で箱根の強羅で1泊してきました。
年配の両親が一緒なので、静かで落ち着ける宿を選択。強羅駅から少しだけ離れていますが、その分だけ静かさと温泉の良さを堪能できる宿でした。
宿の名前は「四季の湯 強羅静雲荘」。
この宿、文部科学省の共済組合の施設なんですが、文科省に関係ない一般の人でも利用可能です。
いわゆる「保養荘」とか「公共の宿」のたぐいですから「あんまり期待はできないかな?」と思いつつも、口コミを見てみるとこれがどうしてなかなか評判。特に風呂をホメている人が多いようです。
ゴールデンウイークの時期に利用するには十分リーズナブルな料金設定ですし、食事も豪勢な感じではないようですが、質素すぎるわけでもなく、十分満足できそう。
と言う感じで決めた宿でした。

さてさて泊まっての感想。まずは評判の温泉です。
浴室内は消して立派なわけでも広いわけではありません。内湯が一つとデッキ状のテラスに造られた露天風呂が一つと比較的こじんまりとしています。
しかしこの風呂がイイ!
今時少なくなった源泉掛け流しで加水なしのにごり湯。浴槽には湯の花が厚く沈殿していて、まさに混じりっ気なしの"本物の温泉"です。
ただその分だけ湯温も高く、水で薄めたい衝動に駆られてしまいましたが・・・他のお客さんも我慢して浸かっていたので僕もまた我慢。幸い露天風呂の方は、冷たい風のせいでか湯温も抑え気味で、この素晴らしい温泉を堪能することができました。
もう一つ印象的だったのは、早朝の鳥のさえずり。
薄らと陽が上り始めるころからウグイスを始めとした鳥たちの声が聞こえてきました。
最初は「スピーカーで鳴らしているのか?」なんて思いつつ、窓の外の森を見てみると、木々を飛び交う鳥の姿が見えました。
朝の目覚めの音としては最高のシチュエーションです。
陽が完全に上ると鳥たちもどこかへ飛び立ち、再び静寂が・・・。
遊戯施設はほぼ皆無で、小さなお子さん連れのお客には少々物足りないかも知れませんが、とにかく静かでのんびりと温泉を楽しみ寛ぎたい、そんなニーズにはピッタリの宿でした。
ところでこの宿の隣には「千代田荘」という宿があります。こちらもまた名前の通り、東京都の千代田区が運営する公共の宿です。
口コミを見た限りでは、こちらもなかなかの評判。特に食事に対する評価が高かったような・・・
次の機会には、今度はこちらの宿にも泊まってみたいと思います。
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