さえない夏2009年08月02日

あじさいとコスモスと
今年の夏はなんだか"さえない夏"だ。
北海道らしい爽やかな初夏がないまま、じめじめとした梅雨のような日々が続き、たまに爽やかな日があっても長続きしない。
日照不足と低温のため、農作物の出来もかなり悪いと聞く。
先日も家庭菜園でトマトを作っている人が、「トマトが赤くならないんですよ」と言っていた。
湿度の関係からか、気温はそれほどでもないというに、妙に蒸し暑い。
家にはクーラーが無いので(北海道のクーラーの普及率は低い。最近新築の一戸建てや分譲マンションでは付けているところも増えているようだが)、ジメジメ感にイライラが募り、気分転換と涼むために、用事もないのに近所のスーパーへと出掛けることにした。

家からすぐの遊歩道を歩く。
最寄り駅までの最短経路なので、いつも歩くこの道だが、以前は小川だったところを埋め立てて遊歩道に仕立てたようだ。だから短い距離だが道はクネクネと曲がり、それが遊歩道らしさを形作っている。
遊歩道の両側にはボランティアの方たちなどが、季節の花を植え、その花の姿を眺められるのも楽しい。
これでもっと長い距離であれば、散歩するには最高の道なんだけど。

ふと遊歩道脇を見ると、ヒマワリが咲いていた。
「なんだかんだ言ってもヒマワリの季節だよな」
そう思って見渡すと、その近くには紫陽花の花が咲き、その横ではコスモスが揺れている。
「あらら、6月~9月の花が一度に咲いているじゃないの」
そう。毎年同じように不思議な気がするのだが、北国では初夏の花も盛夏の花も、あるいは晩夏~初秋の花も、ぜんぶいっぺんに咲くのだ。
本州以西で考えれば、かなり不思議な光景かも知れない。

地球温暖化の影響で、今年の"さえない夏"になっているのだとしたら、いつかはこの不思議な光景も見ることができなくなるのかも知れない。そうならないことを願って・・・などと思っている内に、あっという間に遊歩道を抜けてしまった。