夏山納めの藻岩山2010年11月21日

初雪も降り、北国では夏山納めの時期となりました。
ただ1000mを超える山はもうこのまま根雪になってしまうことでしょうが、低山はまだ夏山装備で十分歩けます。

自宅から歩いて登山口まで行ける山へ行こうと思い立ち、出掛けたのが藻岩山。自宅から登山口まで歩いて行くと、ルートにもよりますが30分くらいは歩くことになりますが、これはこのところ続けている「徒歩通勤」と変らず、苦になる距離ではありません。

山頂から

自宅を出てしばらく歩くと、今年流行の二人連れの"山ガール"を目撃。雑誌ではよく見かけるものの、流行した今年は山歩きから離れていたので、実際に見るのは初めて。
ファッションとか流行先行で、基本的な技術とか知識を学習しないまま山歩きをする風潮には何かと批判も多いようですが、きっかけはなんであれ、こうして若い女性が山歩きに関心を持ってくれることは、決して悪いことではないと僕は思っています。若い女性が増えれば若い男性も増えるのが世の常?です(笑)。それで山歩きが表面的なブームとしてだけでなく定着してくれれば、様々な点でもハッピーになれる気がします。
そもそも別に山ガールだけでなく、中高年登山者のパーティでも基本的な技術や知識がなく、非常識が当たり前のようなパーティは以前からたくさん見かけていますし、むしろとても多いという印象です。その意味では別に山ガールだけを非難して済む話でもありません。
10年近く前のことですが、北アルプス常念岳からの下りで沢に滑落した女性を救護したことがありますが、そのときのパーティは、メンバー全員が誰一人、ファーストエイドキットを持っていなかったことには驚かされました。しかも全員放心状態。とりあえず重傷ではないようだったのが幸いですが、もしこれが人が少ないルートだったとたら、即遭難に成りかねないような話です。

・・・おっと、夏山納めの話題がどんどん脱線してしまいそうですので、話を戻して。

藻岩山

藻岩山へ向かう稜線

登先日降った雪はほとんど溶けていますが、朝霜も溶けて、トレイルはぬかるみ状態・・・歩きにくい道を歩いて山頂へ向かいます。
この時期、広葉樹は葉を落としているので、稜線へ出てしまうと途中の展望は夏よりも開けています。

山頂には多くのハイカーが弁当を広げていました。朝見かけた"山ガール"とは別の山ガールもチラホラ。
今、藻岩山はロープウェイの架け替え工事中で運休しており、山頂のレストハウスも立替工事中で、屋上の展望台には上がれません。そのためいつもだと山頂で大勢の一般観光客と一緒となってしまい、ちょっぴりガッカリさせられるのですが、今回は圧倒的にハイカーの数のほうが多いようで、その分だけのんびり気分を味わえました。

藻岩山山頂からの展望

晴れてはいますが、日差しは明らかに晩秋の日差し。
夏山シーズンもそろそろ終わりです。


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