天然温泉 楓楓(ふうふう)へ ― 2010年07月04日
テレビのローカル番組などでも時々紹介され、以前から気になっていった温泉へ出かけてきました。
その温泉の名前は「天然温泉 楓楓」。
札幌北広島クラッセホテルというホテルに併設された温泉ですが、北広島の原生林の中に高層の立派なホテルとゴルフ場が作られています。ゴルフをされる方には馴染み深いかも知れませんが、ゴルフをやらない僕には今まで訪れる機会がありませんでした。
ただ、森を眺めながらゆったりと温泉へ浸かれるというのは、なかなか良い感じ。たまたまネットで他のことを調べていたら、この「楓楓」にたどり着き、JR北広島駅から無料送迎バスが運行されていることを知り、じゃあ一度行ってみようか・・・となった次第。
その温泉の名前は「天然温泉 楓楓」。
札幌北広島クラッセホテルというホテルに併設された温泉ですが、北広島の原生林の中に高層の立派なホテルとゴルフ場が作られています。ゴルフをされる方には馴染み深いかも知れませんが、ゴルフをやらない僕には今まで訪れる機会がありませんでした。
ただ、森を眺めながらゆったりと温泉へ浸かれるというのは、なかなか良い感じ。たまたまネットで他のことを調べていたら、この「楓楓」にたどり着き、JR北広島駅から無料送迎バスが運行されていることを知り、じゃあ一度行ってみようか・・・となった次第。

さて予定通り北広島駅からは北広島市内を循環する送迎バスに乗車。
このホテルの宿泊客だけでなく日帰り客でも利用出来る、こうした送迎バスは有難い存在です。ロケーション的に路線バスの運行は期待できませんので、他の公共交通機関と言えばタクシーになってしまいます。でも日帰り入浴にタクシーを利用する気にはなれません。
さて時間が早ければ、ホテルのランチバイキングとセットになった格安プラン(\2,000)も利用できますが、すでに午後1時近い時間ですから、これからだとかなり慌ただしい感じになってしまいます。ランチバイキングはまたの機会に、まずは風呂に入ることにしました。
浴室は昨今の日帰り入用施設に比べると、特別に広くはありませんが、施設そのものが新しいためか、雰囲気はなかなか。何よりテレビで何度か目にして期待していた露天風呂が良い感じです。ゴルフ場との間に林があって、こちらからは木々の隙間からゴルファーの姿が視界に入りますが、きっとあちらからは見えないことでしょう。
この露天風呂、かなり気に入りました。
ちなみに泉質はナトリウム-塩化物泉。茶褐色で肌がヌルリとする、この界隈に多いモール泉です。
いつも以上にのんびりと湯を楽しんでいたら、少しずつ混み始めてきました。
早い組はそろそろゴルフの上がりの時間帯だからでしょうか・・・本格的に混み合う前に湯から上がって、軽食コーナーで生ビール。
プハァーッ、至福のとき・・・

【小説】 犯人に告ぐ ― 2010年07月09日
最近時間があって、まとめて何冊かの本を読むことができました。その中で特に印象に残っている本を何冊かご紹介しようと思います。
で、今日はこの小説です。
この作家の本は以前にも何冊か読んだことがありますが、いつも「えっ」と思わせてくれる結末で、驚かされます。とは言ってもミステリー独特のトリックにいう意味ではなく、その予想外のストーリー展開にです。
ただたまたま過去に読んだ本がそうだっただけなのでしょうが、結末に後味の悪さみたいものを感じてしまって、この本も2年以上前に手元に置いておきながら、なんとなく先延ばしにしていたのです。
ところが・・・この僕の思い込みは、まさに思いこみそのものでした。
ストーリーは斬新。
途中からはストーリーの中に自身が入り込んでしまうような感覚となり、長編小説(文庫版で前後篇の2冊)であるにも関わらず、夢中になって最後まで一気に読みとおしてしまいました。
「警察小説」というジャンルは、最近素晴らしい書き手が増え、名作が多いとも感じていましたが、この小説もまた斬新なストーリーと無駄のないエピソードでそんな名作に肩を並べます。
特に組織の論理の中での理不尽に耐えながらも、自分の意思を最後まで貫き通す主人公に感情移入しながらの一気読みでした。
当然ながら読後ももちろん爽やか。まさにエンターティンメントとして完成された素晴らしい小説だと思います。
「この小説をぜひ映像で・・・」と思っていたら、僕が知らなかっただけで、すでに2007年に豊川悦治さん主演で映画化されていました。DVDも出ているようですので、ぜひ見てみたいと思っています。
で、今日はこの小説です。
この作家の本は以前にも何冊か読んだことがありますが、いつも「えっ」と思わせてくれる結末で、驚かされます。とは言ってもミステリー独特のトリックにいう意味ではなく、その予想外のストーリー展開にです。
ただたまたま過去に読んだ本がそうだっただけなのでしょうが、結末に後味の悪さみたいものを感じてしまって、この本も2年以上前に手元に置いておきながら、なんとなく先延ばしにしていたのです。
ところが・・・この僕の思い込みは、まさに思いこみそのものでした。
ストーリーは斬新。
途中からはストーリーの中に自身が入り込んでしまうような感覚となり、長編小説(文庫版で前後篇の2冊)であるにも関わらず、夢中になって最後まで一気に読みとおしてしまいました。
「警察小説」というジャンルは、最近素晴らしい書き手が増え、名作が多いとも感じていましたが、この小説もまた斬新なストーリーと無駄のないエピソードでそんな名作に肩を並べます。
特に組織の論理の中での理不尽に耐えながらも、自分の意思を最後まで貫き通す主人公に感情移入しながらの一気読みでした。
当然ながら読後ももちろん爽やか。まさにエンターティンメントとして完成された素晴らしい小説だと思います。
「この小説をぜひ映像で・・・」と思っていたら、僕が知らなかっただけで、すでに2007年に豊川悦治さん主演で映画化されていました。DVDも出ているようですので、ぜひ見てみたいと思っています。
ちょいと優雅にネスプレッソ ― 2010年07月11日
僕がコーヒー好きなことは、以前にもこのブログの記事にしました。
去年ドリップ式のコーヒーメーカーを新調し、その後もずっと「エスプレッソが飲めるマシンが欲しいなぁ」と思っていました。
ただ面倒なのは苦手。一杯のエスプレッソを入れるのに、グラインダーで豆を挽き、飲み終わった後にはマシンを清掃する・・・その手間暇を楽しむことを粋と感じ、楽しみとしている人ももちろんコーヒー党の人には多いとは思いますが、僕のように感じて、なかなかエスプレッソマシンに手が出せない人も多いのではないでしょうか。
去年ドリップ式のコーヒーメーカーを新調し、その後もずっと「エスプレッソが飲めるマシンが欲しいなぁ」と思っていました。
ただ面倒なのは苦手。一杯のエスプレッソを入れるのに、グラインダーで豆を挽き、飲み終わった後にはマシンを清掃する・・・その手間暇を楽しむことを粋と感じ、楽しみとしている人ももちろんコーヒー党の人には多いとは思いますが、僕のように感じて、なかなかエスプレッソマシンに手が出せない人も多いのではないでしょうか。

さて少し月を遡った今年の2月。札幌駅前のヨドバシカメラへ行ったところ、たまたまネスプレッソの"D100"というマシンが在庫限りで破格の値段で売られていました。
実は1月頃から、僕の中でエスプレッソ熱が急に高まり、簡単に美味しいコーヒーが飲めるカプセル型のマシンを色々と調べていたのです。
ちなみにネスプレッソとはネスレの関連会社で、エスプレッソマシンとそのマシン専用のコーヒーカプセルを扱っている会社です。
ネスレからも"ドルチェグスト"というエスプレッソが飲めるマシンが売り出されていて、マシンやカプセルの価格を考えると、こちらの方が低コストで済みます。ただカプセルの種類は圧倒的にネスプレッソの方が多く、味もネスプレッソの方が本格的・・・ということで、選択に少々迷っていたわけです。でも、このD100の価格には、思わずクラッとしてしまいました。
一応、ネスプレッソとドルチェグストの両方を試飲。
正直なところ、試飲したルンゴ(エスプレッソではなく、普通のコーヒー)では味の違いをほとんど感じなかったのですが、カプセルの種類が豊富で(その代りカプセルの入手はやや面倒くさい)、色々な味が楽しめるネスプレッソにすでに気持ちは傾いていました・・・と言うわけで、勢いのまま購入。
さてそれから約半年が経ちました。
ランニングコストを考えると、毎日ガブガブ飲める値段ではありません。1杯あたり80円程度ですから、普通のドリップ式のコーヒーに比べるとかなり割高です。でも、そこは嗜好品と言うことで割り切ることにしています。
何と言ってものんびりとした気分で飲む一杯のコーヒーは最高です。その味は有名なコーヒーショップチェーン店の味にも負けてはいません。ちょいと優雅な気分を感じつつ、家で楽しめるネスプレッソは、今のところかなりの"お気に入り"です。
ちなみに従来のドリップ式のマシンも健在。
夏場はアイスコーヒーを、ガガブ飲みたくなり、そんな時は一度にまとめて作れるドリップ式は便利ですし、例えば頂き物の高級コーヒーを味わう際にも必要です。

そんなわけで僕のコーヒー生活は向上中なんですが・・・実は2カ月ほど前に会社に頼み込んで、今度はドルチェグストをオフィスに入れてもらいました(カプセルは自前調達ですが)。
こちらではルンゴやアイスコーヒーを、仕事の合間の気分転換に味わっています。
【小説】 ふたたびの虹 ― 2010年07月16日
今日もまた、最近読んだ本のご紹介。ちなみにこの本も新刊ではありません。
一応ジャンル的にはミステリーのこの小説。でもミステリーに関心がない人でも楽しめるストーリーのこの本。
女将が一人で切り盛りする小料理屋が舞台の連作小説で、もちろん主人公はこの女将。決して"肝っ玉系"ではなく清楚で柔らかな・・・・って、これは僕の勝手なイメージですが。
この女将と常連客の関わりの中で発生するささやかな事件とその謎解きがストーリーを形作ってはいますが、警察に追いつ追われつのような大きな事件は一つも登場しません。ハラハラドキドキとか、スピード感のようなものとは対極にあるような小説です。
でもそこがこの連作ミステリーの魅力。一篇一篇に「良いなぁ」と感じ、なんだか余韻とともに"染みる"感じがするのです。
もしかしたらこんな小料理屋が実在しているかも・・・そんな気さえしてきます。もしそうだったら、僕もぜひ常連になりたいところ・・・。
なんでも以前、この小説を原作にNHKでドラマ化されたのだそうです。残念ながら僕は見ていませんが、再放送しないかなぁ・・・と、ひそかに期待しています。
一応ジャンル的にはミステリーのこの小説。でもミステリーに関心がない人でも楽しめるストーリーのこの本。
女将が一人で切り盛りする小料理屋が舞台の連作小説で、もちろん主人公はこの女将。決して"肝っ玉系"ではなく清楚で柔らかな・・・・って、これは僕の勝手なイメージですが。
この女将と常連客の関わりの中で発生するささやかな事件とその謎解きがストーリーを形作ってはいますが、警察に追いつ追われつのような大きな事件は一つも登場しません。ハラハラドキドキとか、スピード感のようなものとは対極にあるような小説です。
でもそこがこの連作ミステリーの魅力。一篇一篇に「良いなぁ」と感じ、なんだか余韻とともに"染みる"感じがするのです。
もしかしたらこんな小料理屋が実在しているかも・・・そんな気さえしてきます。もしそうだったら、僕もぜひ常連になりたいところ・・・。
なんでも以前、この小説を原作にNHKでドラマ化されたのだそうです。残念ながら僕は見ていませんが、再放送しないかなぁ・・・と、ひそかに期待しています。
スズメバチ怖い ― 2010年07月26日
今朝の話。
僕は最近では何かと肩身の狭いスモーカーの一人なのですが、室内にタバコの匂いが染みつくのが嫌で、マンションの管理会社を除けば誰から文句を言われるわけでもないのですが、夏場いはいつもベランダに出てタバコを吸っています(どうでもよい話ですが、冬場は外に出るのが億劫で、空気の入れ替えも兼ねて開け放った窓へ向けて室内から煙を吹き出しています)。
さすがに大雨の日には傘を指してベランダでタバコを吸う気にはなれないので、そんなときだけはタバコを我慢するか、どうしても我慢できない時はキッチンの換気扇を回して、その下で吸うようにしています。
さて本題。
今日もまた、いつものとおり出勤前の一服のつもりでベランダに出ようと窓を開けた瞬間のことです。なんだか強烈な羽音とともに大型の虫が室内に・・・。
ハッとして動きの早い虫を目で追いかけると、その滑らかな飛び方で、すぐにススメバチだということが解りました。
いつもの出勤時間は迫っていますが、さすがにこのまま戸締りをして出かけるわけには行きません。夜仕事から戻ってきてから、どこかに潜んでいるであろうススメバチと格闘する気にはなれませんからね。
さて思案のしどころです。
下手にこちらからスズメバチを刺激するのは得策ではありません。
例えば山歩きの例でいえば、スズメバチはクマよりもずっとずっと怖い存在。遭遇時、ソーッと刺激せずに遠ざかるという点ではどちらも対処方法は同じ(やや極論ですが)ですが、その遭遇率は圧倒的にスズメバチの方が高く、年間の死者数もクマの事故を遥かに超えています。
以前、実家の隣家のご主人が、軒下にあった大きなスズメバチの巣を無防備に始末しようとして刺され、意識不明の状態となって救急車で運ばれた様子を目の当たりにしたこともあります。ちなみにそのご主人、刺されたのはその時が2回目。スズメバチは2回目が特に怖いのです・・・いわゆるアナフィラキシーショックっていうやつです。
と言うわけで、「さてどうしようか」と途方に暮れたような気持ち。
とりあえず、ハチの意思で広い外界を目指してもらおうと、ハチが遠ざかった瞬間を狙ってベランダの窓を全開に。今日は特別に、外界への見通しが良いように、レースカーテンも全開サービス・・・(笑)
しばらく離れて様子を伺っていましたが、窓に近づいては離れる・・・を何度も繰り返していたハチも、何度目かにようやくこの窓を抜ければ元の広い世界に戻れるということを悟ってくれたようです。唐突に外へ飛び出して行ってくれました。
すかさずいつもの動きの数倍のスピーディさで窓へと向かい、網戸を閉めます。
ホッと一息。
こりゃ「ベランダ喫煙戦略」は今後再検討が必要かも・・・と、これから出勤だというのに、なんだか疲れた気分でそんなことを思っていました。
僕は最近では何かと肩身の狭いスモーカーの一人なのですが、室内にタバコの匂いが染みつくのが嫌で、マンションの管理会社を除けば誰から文句を言われるわけでもないのですが、夏場いはいつもベランダに出てタバコを吸っています(どうでもよい話ですが、冬場は外に出るのが億劫で、空気の入れ替えも兼ねて開け放った窓へ向けて室内から煙を吹き出しています)。
さすがに大雨の日には傘を指してベランダでタバコを吸う気にはなれないので、そんなときだけはタバコを我慢するか、どうしても我慢できない時はキッチンの換気扇を回して、その下で吸うようにしています。
さて本題。
今日もまた、いつものとおり出勤前の一服のつもりでベランダに出ようと窓を開けた瞬間のことです。なんだか強烈な羽音とともに大型の虫が室内に・・・。
ハッとして動きの早い虫を目で追いかけると、その滑らかな飛び方で、すぐにススメバチだということが解りました。
いつもの出勤時間は迫っていますが、さすがにこのまま戸締りをして出かけるわけには行きません。夜仕事から戻ってきてから、どこかに潜んでいるであろうススメバチと格闘する気にはなれませんからね。
さて思案のしどころです。
下手にこちらからスズメバチを刺激するのは得策ではありません。
例えば山歩きの例でいえば、スズメバチはクマよりもずっとずっと怖い存在。遭遇時、ソーッと刺激せずに遠ざかるという点ではどちらも対処方法は同じ(やや極論ですが)ですが、その遭遇率は圧倒的にスズメバチの方が高く、年間の死者数もクマの事故を遥かに超えています。
以前、実家の隣家のご主人が、軒下にあった大きなスズメバチの巣を無防備に始末しようとして刺され、意識不明の状態となって救急車で運ばれた様子を目の当たりにしたこともあります。ちなみにそのご主人、刺されたのはその時が2回目。スズメバチは2回目が特に怖いのです・・・いわゆるアナフィラキシーショックっていうやつです。
と言うわけで、「さてどうしようか」と途方に暮れたような気持ち。
とりあえず、ハチの意思で広い外界を目指してもらおうと、ハチが遠ざかった瞬間を狙ってベランダの窓を全開に。今日は特別に、外界への見通しが良いように、レースカーテンも全開サービス・・・(笑)
しばらく離れて様子を伺っていましたが、窓に近づいては離れる・・・を何度も繰り返していたハチも、何度目かにようやくこの窓を抜ければ元の広い世界に戻れるということを悟ってくれたようです。唐突に外へ飛び出して行ってくれました。
すかさずいつもの動きの数倍のスピーディさで窓へと向かい、網戸を閉めます。
ホッと一息。
こりゃ「ベランダ喫煙戦略」は今後再検討が必要かも・・・と、これから出勤だというのに、なんだか疲れた気分でそんなことを思っていました。
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